脂肪分解や体脂肪減少などを前面に出し、化粧品を医薬品であるかのように虚偽・誇大広告した掲示物100件あまりが摘発された。
韓国の食品医薬品安全処は24日、体形維持や体重減量を掲げる化粧品をネット上で販売する掲示物200件を点検した結果、化粧品法に違反して虚偽・誇大広告をした掲示物124件を摘発したと明らかにした。食品医薬品安全処は、放送通信審議委員会にこれらの掲示物に対する接続遮断を要請した。
摘発された広告のうち123件は、消費者が化粧品を医薬品と誤認する恐れがある広告だった。脂肪分解、セルライト除去、体脂肪減少、体重減量など医学的に検証されていない効能や効果を強調していた。ある化粧品販売の掲示物は「塗って運動したところ、脂肪が燃えている感じがした」という体験談を添えて広告に出していた。配合禁止原料であるステロイド成分を使用していないと宣伝し、この原料が用いられた化粧品も流通が可能であるかのように消費者が誤認する恐れのある事例もあった。
食品医薬品安全処は、今回摘発した虚偽・誇大広告のうち、化粧品責任販売業者13社が化粧品13品目を直接広告に出した販売掲示物30件については、管轄の地方庁に現場点検と行政処分を要請した。