警察庁非常戒厳特別捜査団は、12・3内乱事態の容疑者であるイ・サンミン前行政安全部長官に出頭を求めた。
警察庁特捜団の関係者は9日、「イ前長官に出頭して取り調べを受けるよう求めている。日程を調整している」として、「今週中(に取り調べができるように)で努力中」だと述べた。イ前長官は12・3内乱事態に同調した疑いが持たれている。特捜団は、イ前長官が取り調べを受けるために警察に出頭すれば、携帯電話の任意提出を求めるものとみられる。特捜団はすでにイ前長官の出国を禁止している。
イ前長官の弾劾訴追案が国会本会議に報告された翌日の8日、イ前長官は辞意を表明し、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は免職を承認した。イ前長官は5日の国会行政安全委員会での緊急懸案質疑で、「大統領の戒厳宣布は高度な統治行為」、「国会の権限を邪魔しようと決意していれば十分にできた」など、非常戒厳宣布を擁護する発言をし、批判を浴びている。