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「大庄洞事件の中心人物から金銭授受」元報道機関幹部、遺体で発見=韓国

登録:2024-07-01 08:19 修正:2024-07-01 10:02
検察捜査を受けた韓国日報の元記者
火天大有資産管理の大株主であるキム・マンベ氏が昨年2月17日午前、ソウル市瑞草区のソウル中央地方法院で開かれた拘束前被疑者尋問(令状審査)に出席するために裁判所に到着して法廷に向かっている=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社

 大庄洞(テジャンドン)の開発事業者である「火天大有資産管理」の大株主であるキム・マンベ氏から金銭を授受した疑いで検察の捜査を受けていた報道機関の元幹部が、死亡した状態で発見された。

 忠清北道丹陽(タニャン)警察署は30日、「29日夕方8時ごろ、忠清北道丹陽のある山で、韓国日報の元幹部のA氏が死亡した状態で発見された」と発表した。警察関係者は「29日午後6時、A氏のきょうだいから捜索願が出され、携帯電話の位置情報の追跡を行った結果、A氏を発見した」と述べた。A氏は家族旅行のために丹陽を訪れ、突然いなくなったという。

 A氏は2020年5月、住宅購入資金を用意する目的でキム氏から1億ウォン(約1200億円)を借りた事実が判明し、昨年1月に解雇された。A氏は「プライベートな関係における正常な金銭消費貸借契約の行為」だとして解雇不服訴訟を起こしたが、14日に一審で敗訴した。

 キム氏との金銭授受を理由にA氏を捜査中だった検察は、4月18日にA氏に対し家宅捜索を行った。ソウル中央地検は30日、A氏について「故人の冥福を祈る。遺憾なことが発生した点については、捜査チームは深い哀悼の意を表す」と明らかにした。

チェ・イェリン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1147052.html韓国語原文入力:2024-06-30 15:17
訳M.S

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