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オミクロン株拡散の北朝鮮、19万人隔離、6人死亡

登録:2022-05-14 01:40 修正:2022-05-14 09:30
「爆発的感染拡散」…金正恩「防疫体系の弱点」指摘
北朝鮮は、12日だけで全国でコロナにより1万8000人あまりの発熱者が新たに発生し、6人が死亡したことを公開した。朝鮮中央通信は13日、金正恩朝鮮労働党総書記兼国務委員長が前日に国家非常防疫司令部を訪れ、このような報告を受けたと報じた/聯合ニュース

 北朝鮮で新型コロナウイルス感染症が全国に広がり、約19万人が隔離され、6人が死亡した。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記兼国務委員長は、防疫システムの弱点を深刻に指摘した。北朝鮮は、12日に金正恩総書記が労働党政治局の会議でコロナウイルスのオミクロン株感染者の発生を公開してからわずか1日で、感染状況と被害規模を具体的に明かした。

 朝鮮中央通信は13日、金総書記が前日に国家非常防疫司令部を訪れ、「防疫の危機状況に対処して国家防疫事業を最大非常防疫体系へと移行した後に、1日の防疫の実態について点検するとともに、全国的な感染拡散状況を了解した」と報道した。金総書記は現場で、「4月末から原因不明の熱病が全国的な範囲で爆発的に広がり、短期間で35万人あまりの有熱者(発熱者)が出ており、そのうち16万2200人あまりが完治した」との報告を受けた。報告には「5月12日の1日で、全国的範囲で1万8000人あまりの有熱者が新たに発生し、現在までに18万7800人あまりが隔離および治療を受けており、6人が死亡した」という事実も含まれていた。死者の中にはステルスオミクロンと呼ばれるBA.2の感染者も1人含まれていた。

 朝鮮中央通信によると、金総書記は「熱病が首都圏を中心として同時多発的に広がったということは、我々がすでに確立している防疫体系にも弱点があるということを示していると深刻に指摘した」という。金総書記は「全国のすべての道、市、郡が自らの地域を封鎖し、住民の便宜を最大限保障しつつ事業単位、生産単位、居住単位ごとに隔閉措置を取る事業が重要だ」とし、「主導的に地域を封鎖し、有熱者を隔離措置し、治療を責任を持って行うことで、伝播空間を遮断することが急務」だと述べた。

 金総書記は「直面する保健危機状況を1日も早く逆転させ、防疫の安定を回復し、我が人民の健康と安寧を守ることは、我が党の前に現れた最も重大な挑戦であり、至上の課業」と述べ、「防疫戦争を勝利に導く党中央の決心と意志、戦略戦術を明らかにした」と通信は伝えた。北朝鮮は前日、国家防疫体系を最大非常防疫体系へと引き上げ、コロナ感染の疑われる症状のある人を分類して管理することに注力している。発熱症状患者の治療薬の普及、病原性の水や生活汚水の管理にも神経をとがらせていると朝鮮中央通信は報じた。

クォン・ヒョクチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1042720.html韓国語原文入力:2022-05-13 09:39
訳D.K

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