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北朝鮮、「ICBMと推定される飛翔体」発射したが空中爆発

登録:2022-03-17 05:43 修正:2023-02-20 06:39
合同参謀本部「正確な飛翔体の諸元を分析中」 
最近ミサイルの性能テストを行った順安で発射 
高度20キロ以下で爆発した可能性も 
北朝鮮、今年に入って10回目の飛翔体
北朝鮮が2020年10月10日、労働党創建75周年記念軍事パレードで、米本土を狙える新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17型」を公開した=労働新聞のホームページより/聯合ニュース

 北朝鮮が16日、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推定される弾道ミサイルを発射したが、発射直後に空中爆発した。

 韓国合同参謀本部は同日、「北朝鮮が16日午前9時30分ごろ、平壌(ピョンヤン)付近の順安(スナン)一帯で飛翔体を発射したが、発射直後に失敗に終わったものと推定される」と発表した。北朝鮮の発射は今年で10回目。韓国軍関係者は「発射の初期段階である程度の高度に至ることができず、失敗したものと把握された」とし、飛翔体の諸元については「追加の分析が必要だ」と述べた。同飛翔体は発射直後に上昇し、高度20キロメートル以下で爆発した可能性があることが分かった。軍関係者は飛翔体が弾道ミサイルなのか、巡航ミサイルなのかについては「これまで把握された諸元だけでは特定が難しい」と述べた。

 北朝鮮が同飛翔体を発射した場所は、最近2回の移動式発射車両(TEL)で新型大陸間弾道弾の火星‐17型の発射実験をした平壌順安飛行場一帯だ。軍当局は、北朝鮮が今回も火星‐17型の発射実験を行ったかどうかを分析しているという。

 これに先立ち、「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)は15日、順安飛行場一帯の民間衛星写真を引用し、大型コンクリート構造物が登場したと報じた。コンクリート構造物は移動式発射車両から中距離弾道ミサイル(IRBM)級以上のミサイルを発射する際、発射台が壊れたり、ミサイルの軌道が乱れることを防ぐために使われる。

 韓国政府関係者は13日、「北朝鮮のミサイル追加発射が差し迫っている。韓米が対応戦略を緊密に協議している」と伝えた。

 北朝鮮が再びICBMを発射した場合、韓米当局は太平洋グアムの米空軍基地にある戦略爆撃機を朝鮮半島に出撃させ、韓国軍はミサイル発射訓練を行うなど、軍事的対応に乗り出す方針だという。米インド太平洋艦隊は15日、フィリピン海にあるエイブラハム・リンカーン航空母艦からF-35C戦闘機が離陸する写真を公開した。インド太平洋艦隊は、同機が西海(ソヘ)まで長距離飛行したことを明らかにした。在韓米軍は同日、北朝鮮ミサイルを迎撃するパトリオット砲台訓練を実施した事実を写真と共に公開した。

 韓米両国の軍当局は今年2月27日と3月5日、北朝鮮が平壌近くの順安飛行場で2回発射した弾道ミサイルは、ICBMより射程が短い準中距離弾道ミサイル(MRBM)と分析したが、その後、精密分析を経て北朝鮮が火星17型の胴体を利用し、性能テストを行ったと修正発表した。北朝鮮は2回のミサイル発射を「偵察衛星開発のための重要な実験」だと主張した。

クォン・ヒョクチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1035018.html韓国語原文入力:2022-03-16 21:23
訳H.J

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