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残余ワクチン予約接種、事実上中断…7月中旬以降再開の見込み=韓国

登録:2021-06-23 20:50 修正:2021-06-24 06:28
当分は2回目の接種に集中…残ったAZは回収中 
ヤンセン製のワクチンは残余ワクチン接種を1~2日継続
23日、大邱南区の嶺南大学病院で、30歳未満の医療スタッフが新型コロナを予防するモデルナ製のワクチン接種を受けている/聯合ニュース

 韓国で当分の間、アストラゼネカ製コロナワクチンの「残余ワクチン」接種が事実上中断され、7月中旬以降に再開されるとみられる。事前予約した高齢者に対する接種が一段落して、当分は2回目の接種に集中することになり、委託医療機関に残ったワクチンを政府が保健所へと回収しているためだ。

 新型コロナ予防接種対応推進団のホン・ジョンイク予防接種管理チーム長は23日、「アストラゼネカ製ワクチンは2回目の接種のためにバイアル(瓶)が開封されずに残っている場合は保健所が回収し、ジョンソン・エンド・ジョンソン(ヤンセンファーマ)製ワクチンは残ったバイアルを(残余ワクチンとして)使い切ることにしている」と明らかにした。さらに「事前予約者に対する接種がほとんど終了したので、(ネイバーやカカオトークを通じて)当日予約し(残余ワクチンの)接種を受けることは難しくなる」とし、「ヤンセンファーマ製ワクチンについては残余量が生じればさらに1~2日は残余ワクチン接種が実施されるだろう」と付け加えた。

 残余ワクチンは7月中旬以降から再び本格的に発生すると見られる。17日に発表された第3四半期の接種計画によれば、高齢層への接種が一段落した6月19日から7月第3週までは2回目の接種が集中的に実施される。この期間にも一部の新規接種を中心に残余ワクチン物量が生じることはあるが、その量は多くない可能性が高い。7月初めからは6月に接種できなかった60~74歳に対する1回目の接種が実施されるが、接種対象者が約10万人程度に過ぎず、残余ワクチンの発生量も少ない見込みだ。今後残余ワクチンの接種が可能な民間委託医療機関で大規模な1回目の接種が再開されるのは、50代の接種が始まる7月最終週からだ。ホン予防接種管理チーム長は「残余ワクチンの当日予約は、7月中旬以降に可能になると予想する」と話した。

 前日一日の1回目の残余ワクチン接種者は2462人であり、アストラゼネカ製の残余ワクチンを接種した人は111人にとどまり、残りの2351人はすべてヤンセンファーマ製ワクチンの接種者だった。111人のうち、医療機関が確保した60歳以上の予備名簿を通じた接種者は55人で、ネイバーやカカオトークを通じて当日予約した接種者は56人に過ぎなかった。

チェ・ハヤン、ソ・ヘミ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/1000602.html韓国語原文入力:2021-06-23 20:09
訳J.S

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