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韓国、アストラゼネカ接種を受けられなかった20万人、来月5日からファイザー接種

登録:2021-06-21 20:51 修正:2021-06-22 07:41
60~74歳など事前予約者のうち未接種者20万人余り 
今月23~30日に事前予約すれば来月5~17日に接種
21日、ソウル市銅雀区の予防接種センターで接種が行われている。この日午前0時基準で韓国国内の1回目の累積接種者は計1501万4819人で、全人口の29.2%だ。2回目の接種まですべて終えた人は計404万7846人で、7.9%水準だ/聯合ニュース

 6月にアストラゼネカ製コロナワクチン事前予約者のうち、超過予約で接種が延期された60~74歳の高齢層と慢性重症呼吸器疾患を持つ患者など約20万人が、7月5日から17日までファイザー製ワクチンの接種を受けることになる。事前予約は23日から30日まで受け付けられる。

 新型コロナ予防接種対応推進団は21日午後、中央防疫対策本部(防対本)のブリーフィングでこのような接種計画を発表した。対象者は町内の病医院である委託医療機関ではなく、ファイザー製ワクチンの接種を進める全国予防接種センターを利用することになる。1回目の接種は来月5~17日に実施され、2回目の接種は3週間後に受ける。

 予防接種事前予約ホームページ(ncvr.kdca.go.kr)から本人または代理人が予約でき、コールセンター(1339または地方自治体のコールセンター)でも予約可能だ。接種機関が委託医療機関から予防接種センターに変更されたため、新たに予約する必要がある。

 今回の接種対象者は、今月事前予約を申請したがアストラゼネカ製ワクチンの物量不足により接種を受けられなかった人々だ。今月アストラゼネカ製ワクチンの接種対象者だったが、事前予約に参加しなかったり、予約したが事前連絡をせずに接種を受けなかった人は今回の接種を受けることはできない。チョン・ウンギョン推進団長はこの日ブリーフィングで「今月予約されたが接種を延期させられた方々に、接種日程を調整することとなり不便をおかけしたことをお詫びする」として「対象者には事前予約期間と接種日程を携帯メールで個別に案内する予定だ。案内メールを受け取られた方は、予約期間に必ず予約をするようお願いしたい」と話した。

 一方、推進団は15日から委託医療機関の第3四半期接種ワクチンの種類を調査した結果、1万4266カ所のうち1万2986カ所(91%)は、複数種類のワクチンを申し込んだと明らかにした。アストラゼネカとファイザーのワクチン接種を申し込んだところは989カ所、アストラゼネカとモデルナのワクチン接種を申し込んだところは523カ所、ファイザーとモデルナは342カ所が申し込んだ。ただし、1153カ所はアストラゼネカ、100カ所はファイザー、27カ所はモデルナのワクチンを申し込み、計1280カ所が単一のワクチンを申し込んだ。

 チョン・ウンギョン推進団長は「医療機関のこのような申請をベースに、多種類のワクチン運営システムを用意するようにする」として「医療界とともに安全接種民間対策協議会を構成し、誤接種予防対策を設け、ワクチンの多様化に備えてワクチンの保管と接種に関する教育を強化する」と述べた。

キム・ジフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/1000223.html韓国語原文入力:2021-06-21 16:24
訳J.S

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