セウォル号惨事証拠改ざん疑惑を捜査中のイ・ヒョンジュ・セウォル号特別検察官チーム(セウォル号特検)が、海軍本部や海難救助戦隊に対する強制捜査を行った。セウォル号のドライブレコーダーに当たるDVR(CCTV保存装置)の捏造・編集疑惑が持たれている海洋警察と海軍本部に対する相次ぐ強制捜査で確保した資料が、真相を明らかにする糸口になるか関心が集まっている。
セウォル号特検は11日、「今月7日に海軍鎮海(チンヘ)基地司令部と海難救助戦隊を、2日後の9日に海軍本部に対する強制捜査を行った」と発表した。特検は前日、事故当時に光州地裁木浦支院のDVR映像復元手続きに参観した海洋警察関係者も呼び、取り調べた。これに先立ち、セウォル号特検は7日、木浦海洋警察署と西海海洋警察庁に対する強制捜査を実施した。
先月13日に発足したセウォル号特検は、セウォル号の監視カメラ(CCTV)復元データの捏造疑惑、DVR本体の回収過程における疑惑、DVRに関連した当時の政府の対応の適正性などについて捜査している。