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文大統領「バイデン政権から『強硬な対中国姿勢』圧迫はなかった」

登録:2021-05-22 09:22 修正:2021-05-22 12:27
韓米首脳会談 共同記者会見
文在寅大統領とジョー・バイデン米大統領が21日午後(現地時間)、ホワイトハウスで首脳会談後の共同記者会見を行っている/聯合ニュース

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日午後(現地時間)の韓米共同記者会見で、台湾問題と関連し中国に対して強硬な立場を取るよう求める米国側の圧迫はあったかとの質問を受けて「幸いにもそのような圧力はなかった」と述べた。文大統領は記者会見で、中国が敏感に反応する台湾問題について直接の言及を控えたが、バイデン大統領は発言の冒頭で、中国にとって敏感な台湾および南シナ海の平和と安定について言及するなど、韓国に対する期待を隠さなかった。

 文大統領は韓米首脳会談直後に行われた記者会見で、韓国政府の対中国政策について「バイデン大統領が文大統領に、もっと強硬な姿勢を取ってほしいと圧迫したのではないか」という質問を受けた。文大統領はこれに対し、「幸いにもそのような圧迫はなかった。ただ、台湾地域の平和と安定が非常に重要だという認識は共通している。両岸関係の特殊性を考慮し、両国が協力することにした」と述べた。

 これに先立ち、フィナンシャルタイムズは20日、バイデン大統領が韓米首脳会談の共同声明に対中強硬発言を盛り込むため文大統領を説得していると報じた。これを示すように、バイデン大統領は記者会見で、韓米同盟が朝鮮半島よりも大きな地域問題に関与すべきだという認識を明らかにした。バイデン大統領は「韓米のパートナー関係は地域的またグローバルな問題を抱えている」とし「南シナ海の自由な航海を保障すれば、台湾と南シナ海の平和と安定を追求するのに役立つ」と述べた。加えて「(韓米のパートナー関係は)日本と韓米日3カ国の協力関係にまですべて影響を与える」と述べた。

イ・ワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/996208.html韓国語原文入力:2021-05-22 08:15
訳C.M

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