防疫当局は24日、韓国で開発中の3種のワクチン候補について、すべて年内に臨床試験に着手できるとの見込みを示した。
中央防疫対策本部(防対本)のクォン・ジュヌク副本部長はこの日の定例ブリーフィングで、「合成抗原ワクチン(1件)およびDNAワクチン(2件)の、民間で開発中の国内の3種のワクチン候補は、いずれも年内に臨床への着手が可能だと見込んでいる」と明かした。
6月11日に1種のDNAワクチンの臨床試験が承認され、今月23日にも1種の合成抗原ワクチンの臨床が承認されているが、早ければ年内に3種とも臨床に着手できるという説明だ。食品医薬品安全処は、23日にSKバイオサイエンスの合成抗原ワクチン「NBP2001」の臨床第Ⅰ相試験計画を承認している。
クォン副本部長はまた、治療薬の開発状況について「国内で(セルトリオンが)開発中の抗体治療薬の第Ⅱ相臨床試験が17の医療機関で進められており、300人の患者募集に対し292人が登録した」とし「国内にはコロナ患者が非常に少ないため患者募集に困難があったものの、今日中に目標が達成されるだろう」と述べた。