専攻医が集団休診を続ける方針を発表するとともに、大韓医師協会が来月7日からの無期限の集団休診を予告している中、一部の市民が「集団休診に参加する病院は利用しない」としてボイコット運動に乗り出した。
27日、あるネット市民は「ボイコット・ホスピタル(BOYCOTT HOSPITAL)」と題するウェブサイトを開設し、「切迫した患者を人質にして診療を拒否する無責任で自分勝手な医師を絶対に容認してはならない」と述べた。同ウェブサイトは、ネットユーザーが集団休診に参加した病院の情報を、各地域ごとに作られた掲示板にアップする方式で運営されている。昨年、日本製品不買運動の宣伝に使われた「NOジャパン」の写真をモデルとした写真をホームページの公式写真として使用している。
大韓専攻医協議会が今月21日から開始した集団休診を続ける方針を明らかにしている中、市民の不満は極に達しつつある。提供情報の真偽が正確に把握できないため、集団休診ではない理由で休む病院が間違って共有されかねないという懸念にもかかわらず、ネットユーザーは30日午後2時までに200を超える休診病院の情報をアップした。開設直後から利用者が急増したため、ホームページはこの日から改善作業に入った。同サイトの運営者Aさんは、「違法なストライキ(集団休診)を行っている病院を、下記の掲示板に書き込んでほしい。ストに賛成する方々も意見を書けるようになっている」と説明した。
一部の医師は「ボイコット・ホスピタル」サイトに自ら書き込み、強く反発した。自分を「スト(集団休診)に参加する医師」と紹介したあるネット市民は、掲示板に「ボイコットするという人たちのリストが作られて公開されたら、(その人たちを)選り分けて診療しないことにする」と脅した。