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正義連「一般寄付金3年分の41%、被害者のハルモニの支援に使った」

登録:2020-05-12 07:08 修正:2020-05-12 13:23
寄付金の使い道の議論などに強く反論 
指定寄付金22億のうちの9億ウォン 
「正義連の役割は被害者支援を越えて追悼・教育・連帯・広報事業など多様」 

被害者女性たちに慰労金を受け取らせないようにしたとの指摘には
「合意内容を説明した後、ハルモニたちが決定」 
「イさんの空しさと怒りを謙虚に受けとめ…運動の方向と関係の再設定の契機にする」
正義記憶連帯のハン・ギョンヒ事務総長(中央)が11日午前、ソウル麻浦区の人権財団サラムで行われた記者会見で、後援金議論に関する立場を明らかにして涙を見せている=パク・ジョンシク記者//ハンギョレ新聞社

 正義記憶連帯(正義連)が11日、記者会見を開いて、未来韓国党と保守メディアが提起した「水曜デモ」寄付金の使い道と2015年「12・28韓日慰安婦合意」関連の疑惑などに対して強く反論した。正義連はこの日の記者会見で、2017年から昨年までの寄付金収入と支出の明細、金融資産現況などを公開した。正義連は同期間中に使い道が決められていなかった一般寄付金収入(22億ウォン、約1億9000万円)のうち、「慰安婦」被害者を支援するのに使った事業費は41%(約9億ウォン)に達すると説明した。これに先立ち、イ・ヨンスさん(92)が7日の記者会見で「水曜デモ」不参加の意思を表明して「水曜デモなどを通じて集めた後援金をハルモニ(おばあさん)に支給したことがない」と提起した疑惑に対する釈明だ。

 正義連の説明を詳しくみると、2017年から昨年までの寄付金収入は計35億4626万1598ウォン(約3億1200万円)だ。このうち、水曜集会や憩い場の運営などに用いられることに指定された目的指定寄付金を除いた一般寄付収入は、22億1965万5397ウォン(約1億9540万円)だ。正義連はこのうち9億1144万9945ウォン(約8024万円)を「慰安婦被害者」支援に使ったと明らかにした。これは、国税庁ホームタックスに正義連が公示した内容とも差異がある。正義連が公示した資料を見ると、2016年から最近4年間の寄付金収入48億9300万ウォン(約4億3000万円)のうちの18.8%である9億2000万ウォン(約8100万円)ほどが「被害者支援事業費」名目で使われた。正義連はこれについて「(現金など)直接支援だけではなく、治療費や訪問費用などの間接的支援にも寄付金が出費されている」と説明した。

 正義連は「慰安婦被害者に対する直接の後援金の割合が小さい」との指摘に対して「正義連の役割は、後援金を渡すことに限定されない」と反論した。正義連のイ・ナヨン理事長は「もし正義連が慰安婦被害者の生活安定のためだけの支援団体であったなら、1993年の被害者支援法が作られた時に解散しなければならなかった。そのように正義連が解散していたら、歴史教科書に性奴隷制問題は一行も含まれることはなかったし、国連でも性奴隷制問題が制定されることはあり得なかっただろう」と述べた。被害者に対する生活支援は関連法により政府が行っており、正義連は被害者支援を越えて、慰安婦問題の研究、追悼事業、歴史教育、国内外の連帯、広報など多様な役割を果たしているということだ。

 正義連の前身である韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)は、1993年「日帝下日本軍慰安婦被害者に対する生活安定支援及び記念事業などに関する法律」が制定される前までは、後援金を集めて被害者女性たちに生活支援金を現金で支給した。政府支援法が整備された後は、日本がアジア女性基金を通じて慰労金を支給しようとした1995年と2015年の韓日合意による「和解・癒やし財団」に反対して募金した後、支援金を被害者女性たちに渡した。

 共に市民党の比例代表当選者で正義連前代表であるユン・ミヒャン氏が2015年の「12・28慰安婦合意」の内容を事前に知っていたとの疑惑に対しては「当時のマスコミ報道レベルの内容が全てだった」と反論した。イ・サンヒ理事は「2015年12月24日から日本のメディアに慰安婦問題が間もなく妥結される見込みという趣旨の報道が出てきた。私たちが共有していた内容は、メディアで報道された内容程度だった」と述べた。

 正義連は12・28合意に伴う「和解・癒やし財団」の基金を受け取ろうとした慰安婦被害女性たちに基金を受け取らないよう強く勧めたという疑惑に対しては「ハルモニたちに合意がどのような内容なのかなどに関して説明した後、全面的にハルモニに決めてもらうようにした」とし、「基金を受領しても、私たちは問題提起を引き続き別途行うだろうと伝えただけで、受領できないようにしたというのは事実無根」と明らかにした。

 イ・ナヨン理事長は「過去30年間、この運動を一緒にしてきて家族のように過ごしたハルモニの空しさ、不安感、怒りを謙虚に受けとめる。(今回の事件を契機に)運動の方向と関係を再設定する機会を設ける」と語った。

イ・ジェホ、チェ・ユンテ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/society/women/944525.html韓国語原文入力:2020-05-12 02:40
訳M.S

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