韓国政府が6日から日常における距離措置への転換を発表した中、高校3年生の登校時期を早ければ13日に決めたことが分かった。釈迦生誕の日(4月30日)から子供の日(5月5日)までの連休期間中の感染拡大状況を少なくとも2週間は見守らなければならないという専門家らの意見もあったが、高校3年生の厳しい学事日程を考え、これより早い13日に決めたのだ。
複数の政府関係者は3日、ハンギョレとの電話インタビューで「専門家らは5月5日の連休明けから2週間後の19日ごろまで登校を控えた方がいいと見ているが、教育当局は高3がそれまで待つのは無理だと判断し、13日を登校開始日に決めた」と明らかにした。今月12日に京畿道教育庁が主管する全国共同学力評価が予定されているため、11日に高3が先に登校し、試験を受ける案も検討されたが、給食の準備などにはさらに2~3日は必要だと実務陣が強く主張したという。
政府は高校3年生の「オフライン始業式」以降は、小学校低学年の登校を検討している。小学校低学年の場合、オンライン教育を進める過程でも大人の助けが欠かせないため、共働き家庭などにこれ以上負担を強いるわけにはいかないという理由からだ。一方、チョン・セギュン首相は同日午後、政府ソウル庁舎で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)中央災害安全対策本部会議を開き、「子供たちの登校授業を順次進める」とし、「具体的な時期と方法は教育部から4日発表する」と述べた。