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新型コロナの韓国地域社会新規感染者、72日ぶりに“0人”

登録:2020-04-30 21:06 修正:2020-05-01 07:32
追加患者は検疫過程で判定された4人…71日ぶりに最少記録 
防疫副本部長「発生規模のコントロールを経験して…対応に自信」
30日午後、ソウル市中区の国立中央医療院新型コロナ選別診療所が、閑散としている。この日の新規感染者4人は全員が海外からの流入事例で入国時の検疫過程で発見された。韓国国内の地域社会での感染者が0人を記録したのは、2月18日以来72日ぶり=ペク・ソア記者//ハンギョレ新聞社

 新型コロナウイルス(COVID-19)の新規感染者が71日ぶりに最も少ない4人と集計された。4人全員が海外からの入国者の検疫過程で確認された事例で、地域社会感染は大邱(テグ)で新天地キリスト教信徒である31人目の感染者が出た2月18日以来、72日ぶりに“0人”を記録した。

 中央事故収拾本部のユン・テホ防疫総括班長は30日、中央災害安全対策本部の定例ブリーフィングで「この日0時基準で新規感染者は4人で、2月19日に新規感染者が2桁(31人)を記録した以後、初めて5人以下に減った。4人全員が検疫段階で感染が確認された事例で、地域社会感染はなかった」と明らかにした。感染経路が不明な地域社会感染が発生しなかったのは、2月18日に31人目の患者が発生して以来初めてだ。生活防疫体系への転換の試験台と見られた4・15総選挙以後、新型コロナウイルスの潜伏期間である14日が過ぎたが、この日まで総選挙に関連した新型コロナ感染者は出なかった。

 防疫当局は、防疫網内でCOVID-19を管理できるようになったとし、自信を見せた。中央防疫対策本部のクォン・ジュヌク副本部長は「地域社会感染が減ることには大きな意味があり、ありがたい結果だ。防疫監視網内で患者が出ているということ自体が肯定的信号」と話した。さらに「4・15総選挙で、2900万人に及ぶ国民が投票のために移動して、現場で部分的に接触もあったが、私たちは新型コロナの発生規模をコントロールできる経験ができた」として「個人の衛生と防疫規則を徹底的に守るならば、安全な日常生活が可能だ。生活の中の防疫規則が習慣になり、再び患者発生が増えた場合に、再び強力な社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)を実行すれば、対応が難しい厄介なCOVID-19にも十分対応できる自信が持てた」と話した。

 5月3日に「生活の中の距離措置」発表を控えた防疫当局は、長い人で6日に及ぶ連休初日のこの日、「防疫心得を守る旅行」を改めて強調した。マスク着用、手指消毒、1~2メートルの距離置き、食堂での会話自制、宿泊施設での出入時の発熱確認と随時喚起、密閉・密集した場所を避けるなどの基本規則遵守と旅行経路別の行動要領を「大韓民国のすみずみ」のホームページにも上げた。

 一方、防疫当局は前日に自宅隔離を無断で離脱した5人を摘発し、内4人を告発する予定だと明らかにした。整形外科を訪問し抜き打ち点検で摘発された事例、携帯電話を自宅に置いて大型マートで靴を購入した事例などだ。彼らは27日以前の自宅隔離対象者なので、安心バンドは着用しない。この日までに安心バンドを着用した事例はまだ出ていない。

チョ・ヘジョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/942740.html韓国語原文入力:2020-04-30 19:21
訳J.S

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