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ウォン特別副代表も国連に…バラバラになった米国の対北朝鮮交渉チーム

登録:2020-02-13 01:47 修正:2020-02-13 07:42
ビーガン副長官の昇進、ランバート特別代表の国連行きに続き 
大統領選挙に集中したいトランプ大統領 
対北朝鮮交渉、優先順位が下がっているとの観測
アレックス・ウォン米国務省北朝鮮政策特別副代表兼北朝鮮担当副次官補が、ソウルで外交部当局者らとの韓米作業部会会議などを終えて12日、仁川空港から出国する様子。トランプ大統領は突如、ウォン特別副代表を国連特別政務次席大使に抜擢した/聯合ニュース

 米国務省のアレックス・ウォン北朝鮮政策特別副代表兼北朝鮮担当副次官補が11日(現地時間)、国連特別政務次席大使に突如として抜擢された。

 ホワイトハウスの発表によると、ドナルド・トランプ米大統領はウォン特別副代表を同役職に指名した。ウォン特別副代表は、スティーブン・ビーガン国務副長官兼北朝鮮政策特別代表の副長官就任前から、副代表として対北朝鮮業務を担当してきており、ビーガン特別代表が昨年12月に副長官に昇進した後は、対北朝鮮業務を事実上総括してきた。彼は今月9日に訪韓し、韓国政府当局者たちとの韓米作業部会会議、北朝鮮核問題次席代表協議などを通じて、北朝鮮の個別観光や鉄道・道路連結などの南北協力事業をはじめとする北朝鮮関連の事案を幅広く議論し、12日に出国した。

 昨年12月にビーガン代表が副長官に就任したことで対北朝鮮業務のみに集中できないようになったのに続き、国務省のマーク・ランバート前対北朝鮮特使が今年初めに中国牽制のため国連「多国間連携」特使に任命されている。今回ウォン特別副代表も国連に異動することになり、米国務省の「朝鮮半島ライン」が散り散りになってしまった。朝米対話の膠着局面が長期化し、韓国政府が南北関係の進展によって突破口を開くために韓米間の調整を本格化させている中で、「米国側の交渉チームの空席」がどのような影響を及ぼすのか注目される。

 ウォン氏が大使級の国連次席大使として上院の承認を得るまでにはかなり時間がかかるため、すぐに業務の空白が生じるわけではないという指摘もある。しかし、相次いで朝鮮半島担当者たちが役職を離れているのは、大統領選挙が迫る中で、トランプ政権にとって北朝鮮問題の優先順位が下がっていることと関連しているという分析が出ている。トランプ大統領は4日夜の国政演説で、就任後初めて北朝鮮に言及しなかった。最近のCNNの報道によると、トランプ大統領は、大統領選挙前には北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との3度目の朝米首脳会談開催を望まないという考えを、周囲の最高位外交政策参謀たちに伝えたという。ただちに北朝鮮との交渉で成果を出すことは難しいと判断したトランプ大統領が、大統領選挙前には状況管理に力を注ぐというサインと見られる。

パク・ミンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/927968.html韓国語原文入力:2020-02-12 16:18
訳D.K

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