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韓国軍ミサイル司令官「軍、ミサイル射撃訓練定例化…今年1回実施」

登録:2019-10-09 04:25 修正:2019-10-09 07:48
合同参謀本部「ミサイル迎撃訓練月1回…THAAD合同訓練は行わず」

 軍当局は、実戦配備されている玄武系ミサイルの一部について、今年から定例化して射撃訓練を行っていることを明らかにした。

 陸軍ミサイル司令官のイ・ジョンス少将は8日、合同参謀本部で開かれた国会国防委員会国政監査の質疑応答で、「ミサイル射撃訓練を行っているのか」という自由韓国党のファン・ヨンチョル議員の質問に対し、「ミサイル射撃訓練は定例化し、今年から射撃試験を行っている。今年はすでに1回実施し、今後は計画中」と答えた。

 イ司令官は「2013年以降は射撃試験をしていなかったが、2017年の北朝鮮のミサイル発射に対応して5回、7発射撃試験を行った」、「韓国軍のミサイルは十分に信頼できるが、将兵の運用能力の向上のために射撃試験は必要」と述べた。同長官は「北朝鮮のミサイルと韓国のミサイルの水準を比較してほしい」との質問に対して「射程距離の面では(北朝鮮より)劣勢だが、正確度と威力の面では韓国が勝っている」と説明した。

パク・ハンギ合同参謀議長が8日、ソウル龍山の合同参謀本部で開かれた国会国防委員会の合同参謀本部などに対する国政監査に出席し、宣誓している//ハンギョレ新聞社

 パク・ハンギ合同参謀議長は「今後ミサイル訓練は十分に行うつもりか」という質問に対し「試験発射を含めて訓練量を増やすようにする」と答えた。「ミサイル迎撃訓練は何回行っているか」という質問に対しては「韓国側資産で月1回行っており、韓米合同資産でも一緒に訓練している」と説明した。韓米はパトリオット(PAC)ミサイルを動員して迎撃演習をしているという。しかしパク議長は「THAAD(高高度ミサイル防衛システム)とは合同演習は行っていない」と語った。

 一方、北朝鮮の無人機の現状についてパク議長は「500機あまりを保有している」と述べた。

ユ・ガンムン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/912516.html韓国語原文入力: 2019-10-08 21:14
訳D.K

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