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韓国「輸出管理当局間の無条件対話」日本に求める

登録:2019-08-29 21:45 修正:2019-08-30 07:49
ホワイト国除外措置施行の翌日 
ソウルで韓日外交当局局長級協議 
強制動員の解決法など「立場の差は依然」
日本外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が29日午後、韓日局長級協議のためにソウル市鍾路区の外交部庁舎に入っている=共同取材写真//ハンギョレ新聞社

 日本が韓国をホワイト国(グループA)から除外する措置を施行した翌日の29日、韓日外交局長級協議がソウルで開かれた。

 キム・ジョンファン韓国外交部アジア太平洋局長は29日午後、訪韓した日本外務省の金杉憲治アジア大洋州局長とソウル外交部庁舎で会い、強制動員問題などに対して意見を交換したと外交部が明らかにした。

 キム局長はこの席で、日本政府が前日、韓国をホワイト国から除外する措置を施行したことに対し強い遺憾と抗議の意を伝え、早急な撤回を改めて求めた。合わせてこの問題の解決のための両国輸出管理当局間の無条件で真剣な対話が早くなされなければならないと強調した。キム局長は、日本が福島原子力発電所の汚染水放出計画と正確な事実関係など具体的情報を韓国側と常時共有する必要があるとも指摘した。

 1時間10分にかけて進行されたこの日の協議で「両国の立場の違いが依然として大きく、実質的進展はなかった」と外交部当局者は明らかにした。韓国最高裁(大法院)の強制動員賠償判決と関連した解決法についても、多様な議論がなされたと伝えられた。キム局長は、韓国が6月に提案した「1+1」(韓国と日本の企業の自発的参加で慰謝料支給)方案に基づいて、両国間の協議を通じて解決法を用意しようと促し、金杉局長は韓国最高裁の判決は「国際法違反」として是正を要求する既存の主張を繰り返し、依然として差異が大きかったと知らされた。

 日本側は、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了決定の再検討を希望するとの意向を明らかにし、韓国側は先に日本が輸出規制を撤回しなければならないと強調したと伝えられた。

パク・ミンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/907723.html韓国語原文入力:2019-08-29 20:17
訳J.S

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