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「10・4宣言」初の南北共同行事、来月平壌で開かれる見込み

登録:2018-09-28 06:07 修正:2018-09-28 07:53
統一部と盧武鉉財団による官民合同の形で 
北朝鮮「南北国会会談の開催に同意」
2007年10月4日、盧武鉉大統領と金正日総書記が平壌の百花園迎賓館で南北共同宣言文に署名した後、握手している=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 10・4首脳宣言(南北関係の発展と平和繁栄のための宣言)11周年を記念する南北共同行事が、官民合同で10月中に平壌で開かれる見通しだ。今回の南北共同行事が実現すれば、10・4宣言の採択以来、初めてとなる。10・4宣言採択直後、南側の政権交代で李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵(パク・クネ)政権が発足し、一度も共同行事が開かれなかった。

 統一部当局者は27日「平壌共同宣言の履行のため、(10・4宣言の共同行事の)時期と規模などについて、南北間協議が進められている」と話した。これに先立ち、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)委員長は19日に採択した「9月平壌共同宣言」で「南と北は10・4宣言11周年を記念するための行事を有意義に開催」すると明らかにした。

 統一部当局者は「10・4宣言の南北共同行事を官民合同で行う方針」だとし、「行使の時期や規模、日程など、具体的な事項を北側と協議している」と話した。10・4宣言の共同行事が実際に官民合同の形で進められるとすれば、前例からして、民間では盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団理事長が、政府では統一部長官が南共同団長を務める可能性が高い。共同行使の時期は10・4宣言の採択日を挟んで3~5日前後で協議を進めているが、状況によっては10月中旬に後ろ倒しになることも考えられる。

 一方、ムン・ヒサン国会議長が提案した「南北国会会談の開催」と関連し、北朝鮮側が「原則的に同意する」意向を示したという。ムン議長は18~20日に開かれた平壌南北首脳会談の公式随行団として同行したチョ・ミョンギュン統一部長官を通じて、北朝鮮の国会に当たる最高人民会議のチェ・テボク議長に、南北国会会談の開催を提案する親書を伝えた。

 国会は27日、報道資料を発表し、「チェ・テボク議長が開城(ケソン)の南北共同連絡事務所を通じて、ムン・ヒサン議長に返信してきた」として、内容を紹介した。チェ議長は返信で、「北と南が歴史的な板門店宣言と9月平壌共同宣言を履行していく上で、双方の議会や各政党の役割が非常に重要である。このような見地から我々は貴下の北南(南北)議会協議開催の提案に原則的に同意する」と明らかにした。国会は直ちに「南北国会会談実務作業部会」を立ち上げ、稼動する計画だ。

ノ・ジウォン、イ・ジェフン、オム・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/863607.html韓国語原文入力:2018-09-27 20:11
訳H.J

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