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文大統領「北朝鮮非核化に向けて良い兆し」

登録:2018-07-26 06:10 修正:2018-07-26 06:58
「情報当局、ミサイル発射場の解体を把握 
遺骨送還の約束守れば対話に弾みつく」 
ハリス米大使と面会し信任状受け取る
文在寅大統領が25日、大統領府で開かれた駐韓大使信任状捧呈式に出席するため入場している=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が25日、北朝鮮が平安北道鉄山郡の東倉里(トンチャンリ)の西海衛星発射場の施設物解体作業に入ったことを確認し、「北朝鮮の非核化に向けて良い兆し」だと述べた。

 文大統領は同日、大統領府本館で、ハリー・ハリス新任駐韓米大使からドナルド・トランプ米大統領の信任状を受け取る際、「北朝鮮が核実験場を廃棄したことに続き、ミサイルエンジン実験場とミサイル発射場を廃棄するものと韓米両国の情報当局は把握している」とし、このように述べたと、キム・ウィギョム大統領府報道官が伝えた。前日、米国の北朝鮮専門メディア「38ノース」は衛星写真を公開し、「北朝鮮がミサイルエンジン実験場がある平安北道東倉里の西海衛星発射場の施設物を解体している」と報道した。

 文大統領は「(27日に予定された)米軍遺骨送還についても約束通り進められれば、朝米対話に弾みがつくものと期待している」と付け加えた。これに対し、ハリス大使は「ミサイルエンジン実験場の廃棄と米軍遺骨の送還に期待をかけている」とし、「このような処置は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の真摯さを示す重要なしるしになるだろう」と答えた。

 文大統領はハリス大使に「南北と朝米間に対話が行われているとても重要な時期に、朝鮮半島で共同の目標を達成するためには、韓米同盟の堅固な結束がいつになく重要だ」としたうえで、「韓国と深い縁があるハリス大使が大きな役割を果たしてくれることを期待している」と述べた。また、「安東(アンドン)焼酎が好きだと聞いたが、いつか一緒に飲もう」と提案し、ハリス大使は「これだけ多い韓米間の懸案を話し合うには、安東焼酎が足りないかもしれない」と言いながら笑ったとキム報道官は伝えた。

ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/854902.html韓国語原文入力:2018-07-25 23:30
訳H.J

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