国会は28日の本会議で「板門店(パンムンジョム)宣言支持決議案」を通過させる予定だったが、決議案の文面をめぐる与野党の意見の相違を狭められず、結局処理が失敗に終わった。
「板門店宣言支持決議案」は、4・27南北首脳会談の成果を国会が支援できる最小値として選ばれた。与野党は18日、国会正常化に合意して板門店宣言に対する国会批准同意を6・12朝米首脳会談以後に先送りするものの、28日の本会議で支持決議案を処理することにしたためだ。これに伴い、チョン・セギュン国会議長は決議案草案を与野党院内交渉団体に伝達したが、院内首席副代表が集まった文面調整交渉で意見の相違を狭められなかった。カン・ビョンウォン民主党院内代弁人は「自由韓国党が“国会の支持と協力”という核心内容を削除する変質した“北朝鮮核廃棄要求案”を持ち出して、“板門店宣言支持決議案”採択を失敗させた。交渉団体間の文書合意事項までゴミ屑にするのを見て失望した」と、自由韓国党を批判した。
今月18日、与野党が処理することで合意した水管理一元化関連3法案(政府組織法改正案、水管理基本法、水管理技術発展および水産業振興法案)は、この日の本会議を通過した。国土交通部と環境部が別々に担当してきた水管理業務のうち、河川管理を除く水資源利用・開発を環境部に渡す内容の政府組織改編案だ。水管理一元化関連法が通過して、文在寅(ムン・ジェイン)政府がスタートして1年余りで、政府組織作業を終えることができることになった。零細小商工人の生計を保障するために、適合業種を指定して大企業の進出を抑制する「小商工人生計型適合業種指定に関する特別法」も可決された。
一方、江原ランドに自身の秘書官らを採用してほしいと要求した疑い(第三者賄賂収受、業務妨害等)で逮捕状が請求されたクォン・ソンドン自由韓国党議員の逮捕同意案がこの日本会議に報告された。自由韓国党はこの日、6月の臨時国会招集を要求する意向を明らかにし、「クォン議員空転国会」批判が出ている。与野党が議事日程に合意して、次の本会議が開かれるまでクォン議員の逮捕同意案処理は延期されると見られる。
訳J.S
