4月末に予定された「2018南北首脳会談」の準備に向けた南北高官級会談が今月29日、板門店(パンムンジョム)北側域の統一閣で開かれる。
統一部当局者は25日、「北朝鮮が昨日(24日)午前、板門店連絡チャンネルを通じて、今月22日に南側が首脳会談の準備に向けた高官級会談を開こうと提案したことについて同意してきた」とし、「北側はリ・ソングォン祖国平和統一委員会委員長を団長に3人の代表団を派遣すると共に、実務的な問題は板門店連絡チャンネルを通じて協議していこうと述べた」と話した。
これに先立ち、政府はこの22日、首脳会談の日程と議題などを協議するため、高官級会談を29日に板門店統一閣で開催することを北側に提案した。当時、政府は南側からチョ・ミョンギュン統一部長官を首席代表とする代表団3人を派遣すると明らかにした。チョ長官とリ・ソングォン委員長は、文在寅(ムン・ジェイン)政府発足後初の南北会談だった1月9日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪への北朝鮮の参加に向けた高官級会談でも首席代表を務めた。
第2次高官級会談で、南側はすでに首脳会談準備委員会が明らかにした朝鮮半島の非核化▽画期的な軍事緊張緩和を含めた恒久的平和の定着▽新しく大胆な南北関係の進展など3大議題を北朝鮮に提示するものとみられる。また、特使団の派遣を通じて合意した首脳間のホットライン(直通電話)の設置についても実務的な協議も行われる見込みだ。
特に、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が今月5日、チョン・ウィヨン大統領府国家安保室長など南側の特使団と面会し、非核化の意志を明らかにしたため、“条件”について集中的な協議が行われるものとみられる。当時、金委員長が提示した軍事的脅威の解消や体制安全の保障などの非核化の条件について、北朝鮮がどれほど具体的に説明するかに関心が集まっている。