本文に移動

北朝鮮女子アイスホッケーチーム25日に合流…芸術団は来月8・11日に公演

登録:2018-01-24 02:40 修正:2018-01-24 07:34
監督1人・選手12人など15人派遣 
予定より一週間繰り上げて訓練に突入 
芸術団、京義線陸路通じて6日に韓国入り 
板門店経由する代わり移動の便宜選んだ模様 
8日に江陵アートセンター、11日に国立劇場で公演
昨年4月江原道江陵で開かれた女子アイスホッケー世界選手権大会に出場した北朝鮮選手たちが、韓国選手団及び国際アイスホッケー連盟の関係者たちと共に記念撮影を行っている/聯合ニュース

 平昌(ピョンチャン)冬季五輪を祝うための北側芸術団の韓国公演日程と場所が確定した。また、五輪史上初の南北単一チームを構成する北側女子アイスホッケーチームの選手団は、予定より1週間ほど早く韓国入りし、合同訓練に入ることにした。

 北朝鮮は23日夜に送った「芸術団問題と関連した通知文」で、平昌五輪の祝賀公演に乗り出す140人規模の三池淵(サムジヨン)管弦楽団の公演を、2月8日と11日にそれぞれ行う意向を伝えてきたと、統一部が発表した。北側は通知文で、五輪開幕前日の来月8日には江陵(カンルン)アートセンターで、11日にはソウル奨忠洞(チャンチュンドン)国立劇場ヘオルム劇場で、芸術団公演を進めると明らかにした。

 これに先立ち、ヒョン・ソンウォル三池淵管弦楽団団長が率いる北芸術団事前点検団は、今月21~22日に江陵とソウルを訪問し、芸術団の公演会場候補を視察した。統一部当局者は「北側は芸術団が京義線陸路を利用して2月6日に韓国入りし、12日に同じ方法で北側に帰還すると通知してきた」とし、「北側が通知した内容は事前点検団が訪韓した際に協議した内容とほぼ変わらない」と話した。当初、北側は今月15日の南北実務協議で、芸術団の訪韓経路として板門店の通過を提案したが、事前点検団の訪韓などを経て、移動の便宜を考慮し、経路を変えたものとみられる。

 同日夜、北側はまた、南北高官級会談の南側首席代表のチョ・ミョンギュン統一部長官宛てに送った通知文で、今月25日に派遣することにした北側の先発隊と共に、監督1人▽選手12人▽支援団2人で構成された女子アイスホッケー選手団15人を南側に派遣する方針を明らかにした。これは南側が同日午後、南北高官級会談の北側団長のリ・ソングォン祖国平和統一委員会委員長宛に送った電話通知文で、単一チームを構成することにした北側の女子アイスホッケー選手団ができるだけ早期に韓国を訪問し、合同訓練を実施することを提案したことによるものとみられる。

 これに先立ち、セラ・マリー女子アイスホッケー代表チーム監督(30)はこの22日、忠清北道鎮川(ジンチョン)国家代表選手村で開いた記者会見で、「五輪まで16日しか残っていない。南北単一チームが歩調を合わせるには、時間が足りない。北朝鮮選手らが早く来なければならない」と明らかにした。また、彼女は「2月4日に仁川(インチョン)ソンハクリンクで行われるスウェーデンとの試合が五輪前の最後で、唯一の強化試合だ。南北単一チームで出場する」と付け加えた。

 女子アイスホッケー単一チームの他に、平昌五輪に出場するフィギュアスケートやショートトラック、アルペンスキー、クロスカントリー、ショートトラックの北朝鮮選手団は、予定通り2月1日に訪韓する予定だ。

チョン・イナン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/829103.html韓国語原文入力:2018-01-24 00:07
訳H.J

関連記事