2018平昌(ピョンチャン)五輪を控えて、朝鮮半島の古代スキーの姿を見せる昔のスキー板が日本から106年ぶりに戻り展示される。
LGグループのサーブワン昆池岩(コンジアム)リゾートは21日「日帝強制占領期間の1912年に咸鏡南道で発見され、現在まで日本のスキー発祥記念館に保管・展示中されてきた朝鮮半島最古のスキー板が106年ぶりに韓国の地を踏み展示される」と明らかにした。サーブワン昆池岩リゾートは「平昌五輪を契機に、日本の新潟県にある日本スキー発祥記念館と駐韓日本大使館の協力を得て、朝鮮半島で発掘された最古のスキーを韓国国内に持ってくることになった」と説明した。
今回展示されるスキーは、1912年に咸鏡南道で日本軍によって発見されたものだ。長さ160センチ、幅5~7センチの1点で、イタヤカエデを手で削って作られ、スキーの前部が無骨に折れて上がっている。スキーの底面には、雪との摩擦を減らすために穴の間に溝を掘り、連結してある点が特徴だ。昆池岩リゾート側は、スキー板と足を連結する部分に4個の穴がある「四穴式スキー」であり価値が高いと明らかにした。2500~4000年前のスキーとして知られるスウェーデンのカルヴトレスク・スキーと同じタイプの四穴式で、アジアでは唯一と付け加えた。朝鮮時代の『星湖サイ説』(サイはにんべんに塞)には、雪山で交通手段として使われるスキー(雪馬・ソリ)に関する記録がある。
このスキーは昆池岩リゾートスキー場内の「韓国スキー100年館」で3月まで一般に無料展示される。