本文に移動

李明博捜査のキーマンとされる元大統領室室長「もうダメな父親にはならない

登録:2018-01-18 22:49 修正:2018-01-20 06:54
チョン・ドゥオン前議員、受信メッセージを伝え 
「BBK・ダース・特殊活動費など全てを知っている 
キム元室長が口を割ればゲームは終わり」
13日未明、キム・ヒジュン元大統領室第一付属室長がソウル中央地検を出て記者たちの質問を受けている/聯合ニュース

 キム・ヒジュン元大統領室第一付属室長が最近、国家情報院特殊活動費上納疑惑などに関する検察の捜査に積極的に協力する意向を周辺に明らかにしたことが分かった。キム元室長は、李明博(イ・ミョンバク)元大統領が国会議員だった1997年から15年間にわたり補佐した最側近で、李元大統領関連捜査の“キーマン”として注目されている。

 キム元室長は13日、国家情報院特殊活動費授受疑惑に関する検察の取調べを受け、出てきた直後に「子どもたちにとって、もうダメな父親にならないように生きなければならないと思っています」という携帯メールが送られてきたとチョン・ドゥオン元議員が18日伝えた。チョン前議員は「キム元室長は、李元大統領の“歩く日程表であり電話機”であった。(特殊活動費授受の疑いで拘束された)キム・ベクチュン元総務企画官よりキム元室長が李元大統領の日程とカネを直接管理した真の“執事”だとして、このように話した。キム元室長は、2012年貯蓄銀行不正で収監され1年3カ月服役し、その過程で李元大統領に虚しさを抱くようになったと知人たちは言う。

 チョン前議員は「BBK、ダース、特殊活動費、すべてを知っているキム元室長が検察で口を開けば、ゲームは終わりだ。そのために李元大統領が急遽記者会見まで開いた」と話した。キム元室長は最近、検察に「2011年10月に国家情報院特殊活動費をドルに変え10万ドル程度を歴訪を控えた大統領夫妻のいる官邸に持って行った」と述べたことが分かった。

キム・ナムイル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/828410.html韓国語原文入力:2018-01-18 21:40
訳J.S

関連記事