米国海軍の航空母艦3隻が12日、東海上における「韓国の作戦水域」(KTO)に進入し、韓国海軍の艦艇と合同演習を行った。
軍当局者は同日、「ロナルド・レーガン号(CVN 76)、セオドア・ルーズベルト号(CVN 71)、ニミッツ号(CVN 68)など、米空母3隻が順次東海の韓国側の作戦水域に進入し、韓国海軍と合同演習を実施した」と話した。韓国の作戦水域区域とは、韓米連合司令官が軍事作戦上の必要のため、領海の外の海上に宣言した区域で、おおむね韓国防空識別圏(KADIZ)と重なるとされる。
空母3隻のうち1隻は、すでに前日に韓国の作戦水域に入って滞在しており、残りの2隻は日本の作戦水域で日米連合海上訓練を終えて同日午後、韓国の作戦水域に進入した。
韓国海軍は14日まで行われる今回の訓練に世宗(セジョン)大王艦などイージス駆逐艦を含む艦艇7隻を参加させている。韓国海軍が米空母3隻と合同訓練を行ったのは創軍以来初めてのことで、北朝鮮に対する強力な武力誇示の意味があると見られる。米空母3隻の同時訓練も、2006年と2007年グアム近隣の海域で実施されて以来、10年ぶりのことだ。