登録 : 2017.10.16 04:21 修正 : 2017.10.16 07:26

キム・ヘヨン議員が入手した文書で確認 
国防部直轄部隊へ昇格直後のサイバー司に「工作に最高隠匿が必要」 
指揮系統にとらわれない「長官への直接報告」体系を要求 
国情院との癒着を「統制不要」の理由に 
キム・グァンジン当時国防長官が直筆署名

2013年12月23日、キム・グァンジン当時国防部長官が国会国防委員会に出席し、与野党議員らの国軍サイバー司令部のコメント事件捜査結果に対する質疑に答える中、資料を見るために眼鏡をかけようとしている=イ・ジョンウ先任記者//ハンギョレ新聞社
 国軍サイバー司令部が2011年7月、工作悪用防止と文民統制のために国防部直轄部隊に昇格したサイバー司令部に対する国防部の実務部署の監視・統制を回避する目的で、サイバー司令部を「国防長官直接報告秘密組織」に再編したことが確認された。この過程で、サイバー司令部は合同参謀本部情報本部から国防部直轄部隊に昇格してから22日後に、国防部調整・統制部署の実務者たちと直接接触により530団(心理戦団)などの業務秘密維持が難しいとし、組織再編を要求したことが明らかになった。

 共に民主党のキム・ヘヨン議員が15日に入手し、ハンギョレに公開した「C-司令部部隊運営(案)報告」文書によると、サイバー司令部は2011年7月23日「サイバー戦極秘業務の漏えい防止のための対策を講じること」を懸案に挙げ、秘密組織の運営体制などが必要だと主張した。そして、「530・550団はサイバー戦の工作・作戦遂行の部署として最高の隠匿(が)必要」と主張した。サイバー司令部の530団はサイバー心理戦を遂行し、550団はサイバー攻撃(ハッキング)で情報を収集する部署だ。サイバー司令部は、李明博(イ・ミョンバク)政権時代の2010年1月、合同参謀情報本部所属で創設されたが、2011年7月1日には国防部直轄部隊に昇格した。サイバー司令部は、それから22日後に作成した同文書で「国防部直轄部隊への昇格後、調整・統制部署実務者の530・550団へ直接接触により、拠点及び機密業務が漏えいする可能性が高い」と主張した。サイバー“攻撃”業務は国防部国防政策室、“防御”業務は、国防部情報化企画官室の統制を受けなければならないが、コメント工作部隊の530・550団は、国防部組織の統制なしで働くということだ。

 同文書では、この組織を「長官→司令官→団長」につながる「3段指揮体系」に改編しようと提案した。「情報予算・事業は随時国情院監査により透明性が保障されている」とし、国家情報院との癒着関係を国防部の実務部署の統制が不必要な理由に挙げた。また、これらの工作を支える専担部署の新設も要請した。「工作活動関連の国内・海外協力の窓口の役割」を果たし、「工作人員・編制・事業などの保護」を担当するということだ。支援部署を「一般組織に偽装」し、「勤務地照会における露出を遮断するなどの対外保安」も強化すると約束した。同文書は「承認していただければ、機密保持のもと作戦に尽力する部隊に致します」という言葉で締めくくられている。キム・グァンジン長官は直筆でこれを承認した。

 国防部長官だけが統制できる“闇の秘密組織”になってから、530・550団は国内選挙と政治に介入する違法工作を積極的に行ったものとみられる。サイバー司令部は2011年1月8日から2012年11月15日まで、国防部の内部ネットワーク「KJCCS」を通じて文在寅(ムン・ジェイン)、朴元淳(パク・ウォンスン)、安哲秀(アン・チョルス)、イ・ヒョリ、イ・スンヨプなど有名人33人のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の動向や狂牛病デモ関連の動向などを大統領府に報告した事実が、国防部「サイバー司令部のコメント事件タスクフォース(TF)」の再調査で明らかになった。サイバー司令部は2012年初め、「2012サイバー戦作戦指針」を作成し大統領府に報告してから、2012年の総選挙と大統領選挙で野党候補を誹謗し、露骨に選挙に介入するようになった。

 共に民主党のキム・ヘヨン議員は「サイバー司令部の秘密組織とこれを専担した組織運営が当時、キム・グァンジン国防長官の承認の下に行われたという決定的な証拠が明らかになった」とし、「コメント工作の実体的真実を明らかにするために、核心人物であるキム・グァンジン元長官に対する徹底した捜査を要求する」と話した。

キム・テギュ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-10-16 05:00
http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/814610.html 訳H.J(1714字)
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