登録 : 2017.08.26 04:43 修正 : 2017.08.26 07:40

政府、来週THAAD追加配備を強行する見込み 
UFG演習の際に星州基地訪れた後  
政府「年内配備」→「早ければ来週」へと変化 
環境影響評価の実施で反発をなだめる 
住民たちは「急ぐ理由は何か…配備を阻止する」

乙支フリーダムガーディアン演習の参観などをために來韓した米国のサミュエル・グリーブス新ミサイル防衛局長(左から2番目)らとキム・ビョンジュ韓米連合司令部司令官などが22日、京畿平澤の烏山空軍基地で合同記者会見を行っている=平沢/写真共同取材団//ハンギョレ新聞社
 政府が高高度防衛ミサイル(THAAD)発射台4基の追加配備を急いでいる。これまで政府がTHAAD発射台の追加配備の時点を具体的に明らかにしたことはないが、これまでの行動からして、「早ければ来週配備」を予想した人はほとんどいなかった。

 ソン・ヨンム国防部長官は、先週14日、国会国防委員会に出席し、「THAAD発射台の追加配備を年内に完了する」とかなり余裕のある日程を明らかにした。国防部もこれまで、現地住民の理解と同意を求めるため努力するなど、手続き的正当性に気を使ってきた。現地住民の反発が依然として激しい状況で、物理的衝突を押し切って追加配備を強行するよりは、時間をかけて住民の説得に乗り出そうとする雰囲気だった。

 にもかかわらず、政府はいきなり来週の配備に向けて動き出した。このような変化の背景には米軍側の圧力があったと見られている。最近、韓米合同合乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)演習期間にハリー・ハリス太平洋司令官など米軍高官らが相次いで来韓した際、THAAD発射台の追加配備を要求した可能性があるということだ。米軍高官らは慶尚北道星州(ソンジュ)基地を公開的に訪問し、THAADの配備に大きな関心を示した。国会情報委員長のイ・チョルウ自由韓国党議員も、今月24日、李洛淵(イ・ナギョン)首相の伝言だとして「米国が、今月30日までTHAAD(発射台)4基の追加配備を要求した」と言ったことがある。李首相側は25日、「そのようなことは言っていない」と否定したが、大統領府関係者は「米国の要求があったか」という質問に「答えられない」として、否定も肯定もしなかった。そして、この関係者は「THAAD配備について、韓米間の緊密に調整中」だと話した。

 THAAD発射台4基の追加配備は、もともと小規模環境影響評価(アセスメント)とは関係がない。今回の追加配備は「臨時配備」だからだ。政府は黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行体制だった今年4月、THAAD発射台2基と射撃統制所、発電機などを臨時配備であることを理由に、小規模環境影響評価を実施せず、奇襲的に配備した。それにもかかわらず、小規模環境影響評価以降に追加配備を推進する理由は、まず地域住民の反発のためだ。小規模環境影響評価を終えたという手続き的な名分を掲げ、住民の反発を突破するということだ。また、実利的な理由もある。小規模環境影響評価が終われば、星州基地には掘削機とミキサー車設備などを搬入しなければならない。臨時THAAD配備の施設を補完する工事が必要であるからだ。国防部当局者は「これらの工事装備を搬入する際に、THAAD発射台4基も搬入する案を検討している。そうすれば進入路で立ちはだかっている住民たちとの物理的衝突の回数を減せる」と話した。

 政府は臨時配備後に「正式配備」するかどうかは、実施に10~15カ月はかかると見られる一般環境影響評価を行ってから、最終的に決定する方針を明らかにした。しかし、星州現地ではTHAAD発射台4基の追加配備が間近に迫っているというニュースが広まり、緊張感が高まっている。THAAD配備に反対する住民とそれを支援する人たちは、配備を物理的に阻止するという態度だ。THAAD配備撤回星州闘争委員会のキム・チュンファン共同委員長は「政府が一般環境影響評価を行うとしたため、1年の時間は稼いだと思ったのに、このように発射台の追加配備を進める理由が理解できない。適法な手続きで正当性を確保すると言っておいて、政府がなぜこんなに急いでいるのか分からない」としたうえで、「配備を止める」と話した。

パク・ビョンス、イ・ジョンエ記者、大邱/キム・イルウ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2017-08-25 22:45
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/808374.html 訳H.J(1948字)
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