北朝鮮のリ・ヨンホ外相が、昨年に続き今年も来月米国ニューヨークの国連本部で開かれる国連総会に参加すると伝えられた。
外交消息筋は20日(現地時間)、「リ・ヨンホ外相が今回の国連総会でも北朝鮮を代表して基調演説をする予定だと承知している」と明らかにした。今年の国連総会では、来月19日から各国の首脳や外相が自身の国家を代表して順番に一週間ほど基調演説を行う。このことから推し量る時、リ外相は20日前後にニューヨークに到着すると予想される。
2014年当時リ・スヨン外相(現労働党中央委員会副委員長)が15年ぶりに国連総会演説をした以後、北朝鮮は3年連続で長官級の外相を国連総会に送った。昨年は昇進したリ・ヨンホ外相が基調演説をした。
リ外相が今年の国連総会でどのような内容の演説をするかに関心が集まっている。昨年は北朝鮮の核実験直後に国連総会が開かれて「最近の核弾頭爆発試験は米国敵対勢力の威嚇に対する実質的対応措置」など強硬メッセージが多かった。
専門家たちは今月末まで進行される乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン韓米連合軍事演習の状況展開が、リ外相が国連総会で発するメッセージの強度を決めると予想している。グアム包囲射撃の撤回と、乙支フリーダムガーディアン演習の一時的縮小をバーターした朝米が、演習期間に特別な緊張高揚なしで信頼を積むならば、水面下の接触が本格化する可能性がある。