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米国、韓米連合演習の規模を事実上縮小

登録:2017-08-18 23:09 修正:2017-08-19 08:02
昨年2万5000人→今年1万7500人
昨年3月、慶尚北道浦項市北区松羅面祖師里海岸一帯で実施された韓米連合上陸訓練で連合軍が海岸に到着している=浦項/キム・ポンギュ先任記者//ハンギョレ新聞社

 来週始まる乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン(UFG)韓米連合演習に参加する米軍兵力が昨年より減ったことが分かった。最近の北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)挑発と「グアム包囲射撃威嚇」などで朝鮮半島の緊張が高まった状況で、訓練に参加する米軍が増員されずむしろ減ったことは、事実上訓練規模を縮小調整したと解釈されている。

 韓国軍関係者は18日「今回の乙支フリーダム・ガーディアン演習に韓国軍が5万人余り参加し、米軍兵力は海外増援軍3千人を含め1万7500人が参加する」と話した。昨年は海外増援軍2500人を含め米軍2万5000人余りが参加したという。昨年と比較して今年、海外増援米軍兵力は500人増えたが、合計参加米軍兵力は7500人減ったことになる。

 兵力規模の縮小が直ちに訓練規模の縮小を意味するかは明らかでない。国防部関係者は「現在、事実上乙支フリーダム・ガーディアン演習が進行中」としながら「演習計画は数カ月前に完了した」と伝えた。韓国軍当局はこれまで「今年の乙支フリーダム・ガーディアン演習は、例年同等の規模で施行される」として、訓練規模が縮小調整される可能性を一蹴してきた。しかし北朝鮮と米国が韓米連合訓練の規模縮小を協議したという観測が提起された状況であるため、極度に過熱した雰囲気を沈静化させるために訓練規模を縮小したのではないかという分析が可能だ。

 一方、国防部はこの日資料を出して「今月21日から31日まで韓米連合訓練の乙支フリーダム・ガーディアン演習を実施する」と明らかにした。国防部は「韓米同盟の次元で毎年実施している防御的な指揮所演習」とし「オーストラリア・カナダ・コロンビア・デンマーク・ニュージーランド・オランダ・英国の7カ国のUN司令部戦力提供国家も参観する予定」と明らかにした。

パク・ビョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/807424.html 韓国語原文入力:2017-08-18 20:57
訳J.S(999字)

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