第24回ASEAN地域フォーラム(ARF、以下フォーラム)外相会議の結果を盛り込んだ議長声明が、閉幕翌日の8日夜に発表された。フォーラムに出席した各国の外相らは、北朝鮮に国連安保理決議を迅速かつ完全に順守することを要求した。
今年のフォーラム議長国であるフィリピンは7日に開かれたフォーラム外相会議の結果として発表した声明で、「外相らは、最も最近では7月4日と7月28日に行われた北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)試験やその前の弾道ミサイルの発射、昨年の二度の核実験を含めた緊張の高まりに深刻な憂慮を示した」とし、「外相らは国連安保理決議上のすべての義務を即刻かつ完全に遵守することを北朝鮮に求めた」と明らかにした。
フォーラムに参加した27カ国外相らはまた、声明で「一部の外相らは平和的方法による朝鮮半島の『完全かつ検証可能で不可逆的な非核化』(CVID)を支持しており、朝鮮半島の緊張の緩和に向けた対話に有利な環境づくりが重要であることを強調した」と明らかにした。さらに同声明は、「一部の外相らは朝鮮半島の恒久的平和構築に向けた(文在寅<ムン・ジェイン>政権の)南北関係の改善構想に支持を表明した」と付け加えた。
北朝鮮が核・ミサイル活動を中断する代わりに、韓国と米国が合同軍事演習を中断することを求める中国の「双中断」と、朝鮮半島の非核化と平和体制の樹立問題を同時に議論しようという中国の「双軌並行」の主張も声明に盛り込まれた。しかし、北朝鮮の核・ミサイルプログラムの開発が米国の敵視政策に対する自衛的対応という北朝鮮の主張は反映されなかった。
これに対し、フォーラムに出席した北朝鮮代表団は9日未明、マニラの宿所を離れる際、記者団の前で「朝鮮民主主義人民共和国代表団の声明」を発表し、今回の議長声明を批判した。北朝鮮は声明で「朝鮮半島の緊張激化の本質を著しく歪曲する米国といくつかの追従国の主張が反映された」と主張した。また、「朝鮮民主主義人民共和国が核と大陸間弾道ロケットを保有したのは、我が共和国を狙った米国の明白で現実的な核脅威に対処するための正々堂々たる自衛的選択」だとしたうえで、「米国のけしかけによって行われた国連加盟国の国防力強化措置を、勝手に国際平和と安全に対する脅威と罵倒した国連安保理決議は、その適法性と道徳性を失った謀略文書であり、私たちは一度たりとも認めたことがなく、全面的に排撃してきた」と主張した。北朝鮮はまた、「朝鮮半島の核問題が発生したことも、情勢悪化の悪循環が続いていることも、問題が解決されずにいることも、根本原因は全て米国にある」と主張した。リ・ヨンホ北朝鮮外相は同日も何も言わずに空港に向かった。