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外国人患者、ベトナム・タイ出身が急増…皮膚科・漢方診療が増加

登録:2017-04-28 04:41 修正:2017-04-28 07:50
昨年、23%増えた36万人…診療収入845億円 
中国が最も多く、米国・日本・ロシアの順 
「誘致国家と診療科目が多角化」
2009年から外国人患者誘致が公式に認められて以来、韓国の医療観光産業が新しい国家成長動力産業として浮上している=資料写真//ハンギョレ新聞社

 昨年韓国を訪れた外国人患者のうち、ベトナム、タイ患者たちが目立って増加したことが分かった。診療科目は内科と美容外科が中心だったが、皮膚科と漢方も高い増加傾向を示した。

 保健福祉部が27日に発表した現況資料によると、昨年、国内医療機関を訪れた外国人患者は36万4189人で、1年前より23%増えた。集計が始まった2009年以降、毎年平均では29.3%が増えた。診療収入は8608億ウォン(約845億円)で29%増え、一人当たりの診療費は236万ウォン(約23万円)で、1年前より5%増えた。

 患者の国籍別には、中国(12万7648人)が最も多く、米国(4万8788人)、日本(2万6702人)、ロシア(2万5533人)、カザフスタン(1万5010人)がその後を続いた。特に、ベトナムとタイの患者たちはそれぞれ8700人、4000人が訪れ、1年前よりそれぞれ64%、72%に大幅増加した。

 科目別では、中国の患者たちは主に美容外科と内科、皮膚科の診療を受けており、米国は内科を中心に、日本は皮膚科患者が大半を占めた。昨年患者数が目立って増えたベトナムの患者たちは、内科や産婦人科の患者が多く、タイの患者たちは主に美容外科を訪れた。

 国籍別に1人当たりの平均診療費は、アラブ首長国連邦(UAE)患者が1194万ウォン(約117万円)で最も多く、次にタイが524万ウォン(約51万円)、カザフスタン417万ウォン(約41万円)、インドネシア398万ウォン(約39万円)だった。平均診療費1億ウォン(約982万円)以上の高額患者数も284人に達した。

 診療科目別では内科統合診療の患者が8万5千人で、全体の20%を占めており、美容外科が4万8千人(11%)、皮膚科が4万7千人(11%)の順だった。

 保健福祉部の関係者は「2016年は誘致国家と診療科目が多角化するなど、外国人患者誘致の内実を高めた年だった」と話した。

パク・ギヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/792486.html 韓国語原文入力:2017-04-27 12:22
訳H.J(1031字)

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