登録 : 2017.03.27 09:20 修正 : 2017.03.27 14:17

21回目のろうそく集会『ろうそくは止まらない』 
「未収拾者の収拾」、「真実究明」の声をあげ 

セウォル号犠牲者のキム・ゴンウ君の父が舞台に立ち 
「お母さん・お父さんたちは最後まで真実を明らかにし  
責任者を処罰すると、犠牲者304人と約束した」 
市民ら、セウォル号のアプリやリボンを配るボランティアも

25日午後、ソウル光化門広場で「ろうそくは止まらない」をテーマに21回目のろうそく集会が開かれた。参加者はろうそくを消して灯す象徴的なパフォーマンスを行っている=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社
 檀園高校2年生チョ・ウンファ、ホ・ダユン、ナム・ヒョンチョル、パク・ヨンインさん。ヤン・スンジン、コ・チャンソク先生。幼い子どものヒョッキュ君と父クォン・ジェグンさん、そしてイ・ヨンスクさん。10万人(主催側推算)のろうそくが全て消えた広場で、まだセウォル号に残されている未収拾者9人の名前が呼ばれた。再びろうそくを灯した瞬間、「真実は沈没しません」と書かれた横断幕をかけた黄色い風船が舞台の後ろに浮かびあがった。21回目のろうそく集会の「消灯パフォーマンス」は、まだセウォル号に残されている未収拾者9人が完全に戻ってくることを願う心の意味を盛り込んだ。
25日午後、ソウル鍾路区の光化門広場で「第21回汎国民行動の日・ろうそく集会」が開かれている。舞台後ろに「真実は沈没しない」という言葉が記された横断幕が掲げられている=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社

 25日夕方、ソウル光化門(クァンファムン)広場で「ろうそくは止まらない」という名前を掲げた21回目のろうそく集会が開かれた。「朴槿恵(パク・クネ)拘束」「黄教安(ファン・ギョアン)退陣」など、まだ止めることができない数多くの理由を込めたプラカードとスローガンの中で最も多かったのは、「セウォル号未収拾者の完全な収拾」と「セウォル号の真相究明」だった。同じ時間、全羅南道珍島郡(チンドグン)の事故海域では、バージ船から分離されたセウォル号が半潜水式船舶の上に載せられた。朴槿恵大統領弾劾後、一週をまたいで集まったろうそく市民たちは、一つの思いで「完全なセウォル号引き揚げ」を叫んだ。

 舞台に上がったセウォル号の犠牲者ナム・ジヒョンさんの姉のナム・ソヒョンさんは、「夜の空気がだんだん3年前の彭木(ペンモク)港で私の頬をかすめた風と似てきて、逃げだしたくなる毎日」と発言をはじめた。彼女は「最近私が一番耐えられないのは、3年の間あらゆる非難とデマでセウォル号の引き揚げを妨げてきたマスコミが、今になって胸がふさがれるかのように、セウォル号の引き揚げを願ってきたかのように一変した姿、今は誰よりも最善を尽くしているふりをしている海洋水産部が過去3年の間家族たちに対してきた態度」だとし、「この共犯たちと積弊を忘れることもできないし、忘れてもならない。これから発足する船体調査委員会が十分に活動できるよう、みなさんも助けてほしい」と涙まじりに訴えた。

 セウォル号犠牲者のキム・ゴンウ君の父親のキム・グァンベさんも「上がってきたセウォル号を見て、あの惨事が起こって一カ月がたって、生き延びようと、脱出しようと手の指の節々が折れた状態で発見された息子に感じた申し訳ない気持ちが思い起こされた。どれほど苦しい一カ月だったことか。未収拾者の家族たちはそのような時間を3年間耐えてきた」とし、「お母さん・お父さんたちは最後まで真実を明らかにして責任者を処罰すると、犠牲になった304人と約束した」と話した。
25日午後、ソウル鍾路区光化門広場で開かれた「第21回汎国民行動の日・ろうそく集会」で参加者らがろうそくの中にセウォル号を象徴する紙の船を作って置いた/聯合ニュース

 広場に集まった市民たちも、各自の方法でセウォル号を記憶しようとする活動を続けた。ユン・へジンさん(47)は未収拾者9人の名前が書かれた横断幕を掲げて、セウォル号のテントでボランティアをしていた市民たちと一緒に作ったアプリケーション「セウォル号ニュースオン」を他のろうそく市民たちに説明した。セウォル号と関連したニュースをこつこつと紹介し、まとめて提供するアプリケーションである。ユンさんは「忘れることを心配して、私たちも続けてセウォル号を伝えなければならないという思いでアプリケーションを作った」とし、「3年も待っていたのに、このように数日かで引き揚げることができるものだったなんてめちゃくちゃだという気さえした。今日参加した市民たちも、未収拾者の写真を見ながら泣く人が多かった。みな同じ気持ちのようだ」とセウォル号引き揚げを見た感想を話した。

 ハム・ウンセさんは、セウォル号のリボンを市民に配るボランティア活動に取り組んだ。ハム氏は「引き揚げがあまりに遅かったと思う」とし、「遺族たちを見ながら、自分が犠牲者だったら私の母と父はどんな気持ちだろうかと思うと、耐えがたくなる」と話した。

 この日、舞台の上には2015年に民衆総決起で警察の鎮圧により死亡した農業家のペク・ナムギ氏の娘のペク・トラジさんも登壇した。27日はペク・ナムギ氏が放水銃に撃たれて倒れてから500日になる日だ。ペク・トラジさんは「朴槿恵を弾劾させ、セウォル号も3年ぶりに引き揚げられた。あまりにも遅い感はあるが、全てのことが元の場所に戻っていくようだ」とし、「まだ(父を殺した)カン・シンミョン元庁長と殺人警察たちは誰も起訴されていないが、民主主義と正義が立ち上がることと私は信じている」と言い、涙を振り払った。

パン・ジュンホ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-03-25 21:24
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/787994.html 訳M.C(2460字)
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