朴槿恵前大統領の弾劾後、一回休んでいた週末のソウル都心でのろうそく集会が、セウォル号引き揚げとともに再開される。
朴槿恵(パク・クネ)政権退陣のための非常国民行動(退陣行動)は25日、ソウル光化門(クァンファムン)広場で第21回汎国民行動の日行事を開き、セウォル号惨事の真相究明と責任者処罰をはじめ、THAAD配備の撤回など、朴槿恵)政権政策の撤回と積弊清算を要求することにした。また、朴槿恵前大統領拘束と黄教安(ファン・ギョアン)首相の退陣、ウ・ビョンウ元民政首席や財閥トップなどの処罰も要求する予定だ。
午後5時、市民の発言台を皮切りに6時に本集会が開かれ、夕方7時30分から首相公館や鐘路(チョンノ)・明洞(ミョンドン)など2つの方面で街頭行進が行われる。それに先立ち、午後2時から光化門広場一帯では民主労総の「最低賃金1万ウォン(約990円)、非正規雇用のない世の中」の行事をはじめ、低成果者退出制度の廃止を要求する公務員労組の集会、双龍自動車労組などの「労働3権保障、損害賠償仮差押の中断、”黄色の封筒法”の立法請願に向けた街頭署名戦」が開かれる。
朴槿恵退陣光州市民運動本部は同日午後6時、光州(クァンジュ)5・18民主広場(旧全羅南道道庁前)で第20回ろうそく集会を開く。光州市民運動本部は「朴槿恵前大統領の拘束と黄教安権限代行の退陣と共に、セウォル号が完全に引き揚げられことを祈る気持ちを込めて集会を開く予定」だと明らかにした。
一方、退陣行動は24日午前、ソウル中央地検の前で記者会見を開き、「検察は朴前大統領を拘束捜査せよ」と要求した後、「被疑者朴槿恵の拘束捜査の必要性に関する意見書」をソウル中央地検に提出した。退陣行動は「朴前大統領は国民から罷免されて収賄や職権乱用による権利行使の妨害、強要罪など13つの重大な犯罪容疑がかけられた被疑者」だとしたうえで、大統領府退去を引き延ばしてシュレッダー数十台を導入しただけではなく、大統領記録物を搬出した疑惑が持ち上がるなど、国政壟断、政治工作などと関連した多くの証拠の隠匿疑惑が相次いでいる」とし、拘束捜査の必要性を強調した。