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文在寅、いかなる構図で誰とぶつかっても1位

登録:2017-02-05 23:55 修正:2017-02-06 14:14
ハンギョレ大統領選挙世論調査 
大邱・慶尚北道・60歳以上を除く全地域、年齢帯で先頭 
全羅道の民心も呼応…大勢論固まる
ハンギョレ大統領選挙関連世論調査//ハンギョレ新聞社

 ハンギョレとリサーチプラスの大統領候補選好度調査結果は、年初に数社の新聞・放送会社の新年世論調査で現れた「文在寅(ムン・ジェイン)大勢論」の流れを再確認させた。3~4日に実施された今回の調査で、文元代表が多者構図で得た支持率30.2%は、ハンギョレが昨年12月28~29日に実施した調査(27.4%)より2.8%ポイント上昇した数値だ。多者構図から4者、3者、2者に競争構図が単純化されるほど支持率が高まるのも文元代表の拡張性を示す指標という評価も出ている。「文在寅-黄教安(ファン・ギョアン)-安哲秀(アン・チョルス)-ユ・スンミン」の4者対決では43.8%で、2位の黄教安大統領権限代行(18.3%)を大きく上回り、「文在寅-安哲秀-保守単一候補」の3者対決でも40%台後半の支持率を得た。国民の党の安哲秀元代表との2者対決では50.3%対30.2%で上回った。

 文元代表の持続的上昇傾向は、政権交替に対する強い熱望を背景に多くの地域と年齢層で満遍なく支持を受けたことによる結果と見られる。文元代表は、黄教安大統領権限代行が1位(23.7%)を占めた大邱(テグ)・慶尚北道地域を除くすべての地域、60歳以上の高年齢層を除くすべての年齢帯で1位を占めたことがこれを裏付ける。 最近「潘基文(パン・ギムン)待望論」で沸いた忠清道圏(37.6%)はもちろん、文元代表に対する非好感度が高かった全羅道圏(34.4%)で最も高い支持率を記録した点も目につく。「今回の大統領選挙で必ず投票する」という積極的投票層でも文元代表の支持率(34.9%)は最も高かった。

 支持者の「忠誠度」も高く出てきた。文元代表は「現在支持している候補を最後まで支持する」という持続支持層の比率が70.1%で、他の候補者の平均値(65.4%)を上回った。潘基文前総長の不出馬宣言以後、保守層の「潘基文代替カード」として浮上した黄権限代行(80%)に次いで2番目に高い。

 本戦進出時、党内競争走者の支持層を吸収する割合が高いのも特徴だ。「支持候補が選挙戦から脱落する場合、誰を支持するか」という2順位選好度で文元代表は安煕正(アン・ヒジョン)忠清南道知事支持層の39%、李在明(イ・ジェミョン)城南市長支持層の37.7%を吸収すると出てきた。

 「支持と関係なく大統領で国政運営がうまいと思う人物」を尋ねる質問にも、文元代表は26.6%の選択を得て安知事(14.7%)と黄代行(13.6%)を2倍近い差で圧倒した。ただし、大統領選候補支持度と国政運営期待感が類似した他の候補に比べて、文元代表は国政運営期待感が候補支持度より3.6%ポイント低く現れたのが目につく。文元代表側が強調する「試され済みの大統領」に対する期待感よりは「政権交替適任者が誰か」の観点からの戦略的支持が「文在寅大勢論」を支えていることを伺わせる内容だ。詳しい内容は中央選挙世論調査公正審議委員会ホームページ(nesdc.go.kr)参照。

イ・ジョンエ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2017-02-06 05:15

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/781412.html 訳J.S(1462字)

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