今月31日に任期を終えるパク・ハンチョル憲法裁判所長が「憲法裁の構成にこれ以上大きな問題が発生する前に、遅くとも3月13日までには最終決定を宣告すべき」と明らかにした。イ・ジョンミ裁判官の任期が満了する3月13日以降は7人の裁判官だけで弾劾審判の審理を続けてはならないということだ。
パク憲法裁所長は25日、第9回弁論の開始に先立って、「私の任期は6日後の31日に満了する。裁判長として今日が事実上参加する最後の弁論手続きとなった」と述べた。パク憲法裁所長は「国家的に非常に重要な弾劾審判事件が所長不在の空席事態で進行されざるを得ない状況であり、もう1人の裁判官も3月13日の任期満了を目前に控えている」として、「弾劾事件宣告の前に裁判長の空席事態が予想されることについて非常に遺憾に思う」と明らかにした。さらに、「裁判官1人が追加で空席になると、一人の空白という意味を超えて審判結果を歪曲させることもあり得るため、審理と判断に莫大な影響を与える可能性がある」としたうえで、「3月13日までにはこの事件の最終決定が宣告されなければならない」と述べ、双方の代理人に協力を要請した。