本文に移動

「誰が韓国大統領になろうとも日本は慰安婦合意の問題提起を受け付けない」

登録:2016-12-08 01:10 修正:2016-12-08 07:46
武藤元駐韓日本大使、インタビューで明らかに 
「日本も誰が次期韓国大統領になるのかを心配している」
武藤正敏・元駐韓日本大使が4日、東京のあるホテルで外交部共同記者団とインタビューを行っている=外交部共同記者団提供//ハンギョレ新聞社

 武藤正敏・元在韓日本大使(67)が国会の朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する弾劾訴追案の採決を控えて「日本も誰が(次期)韓国大統領になるのかを心配している」と語った。

 武藤氏は4日、東京のあるホテルで外交部共同取材団に「朴槿恵大統領の退陣は避けられないようだが、それ以降どのような政権が発足するのかを日本側も心配している」と話した。彼は「(日本政府は)次期政権の対北朝鮮政策に大転換があるのではないかと懸念している」として、「宥和政策」への転換は望ましくないと主張した。

 昨年12月28日に発表された韓日政府の日本軍「慰安婦」被害者問題に関する合意については「韓国の次期政府が問題を提起しても、日本政府は受け付けないだろう」とし、「国際的に見ても、(昨年の)合意でこの問題が解決されたと考えるだろう」と話した。

 また、先月「拙速」と批判された韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)と関連しては「『軍事拡張』を目指しているわけではなく、日本としては、中国・北朝鮮に対する安全保障のために必要なこと」だと主張した。武藤氏は2010年9月から2012年10月まで駐韓日本大使を務めた。

外交部共同取材団、キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/773749.html 韓国語原文入力:2016-12-07 21:22
訳H.J(761字)

関連記事