登録 : 2016.11.30 00:00 修正 : 2016.11.30 06:06

[セヌリ党、4時間30分の議員総会]
ソ・チョンウォン「秩序ある退陣の決断」  
チョン・ジンソク「弾劾継続するかどうか、野党と交渉」 
改憲局面につながる兆し

29日午後、国会で開かれた議員総会で水を飲んでいるセヌリ党のソ・チョンウォン議員=カン・チャングァン記者//ハンギョレ新聞社
 朴槿恵(パク・クネ)大統領が29日午後、自身の進退を国会に一任する内容の3回目の談話を発表した直後、セヌリ党は議員総会を開いた。議員総会は「弾劾中断」を主張する親朴系と「引き続き推進」を主張する非朴系が激しく対立し、党の方針を決められないまま4時間半かけて終了した。目立ったのは「朴槿恵-チェ・スンシルゲート」の局面で息をひそめていた親朴系が攻勢に出たことだ。

 議員総会の最初の発言者は、これまでなかなか公開の席上に出なかった親朴系の座長格であるソ・チョンウォン議員だった。彼は「大統領の秩序ある退陣決断を、セヌリ党が国政安定と国家発展に昇華させなければならない。野党と幅広く意見を集め、政権移譲の秩序を作ることが大統領に対する最後の礼遇」とムードを盛り上げた。弾劾案可決を目前に控えた時点で放り投げた大統領の無責任な提案を「秩序ある退陣決断」に化けさせたのだ。さらにソ議員は「野党で挙国内閣首相を協議して推薦し、国会で決定するようにしなければならない」と次の指針を提示したかと思えば、「野党も大局的見地から大統領の決断を判断してほしい。そうでなければ国民が抵抗するだろう」と横口も出した。続いて親朴系の初選・再選議員らも発言し、同様の主張を展開した。非朴系も反撃に出たが、数字では劣勢だったという。

 政界では、前日の親朴系の「秩序ある退陣」提案とそれによる大統領の国民向け談話、その後の党内親朴系の大々的な反撃などが、よく練られたシナリオによるものだという分析が出ている。党の中心であるイ・ジョンヒョン代表とチョン・ジンソク院内代表も同時に動いた。イ・ジョンヒョン代表は「これからは国会が話し合って決定しなければならない。野党は政治的な焦りや性急さ、欲を持つ前に、国家と国民を考えなければならない」と話した。すでに数回にわたって弾劾の速度調節論を出していたチョン院内代表も「大統領の談話は事実上の下野宣言」だとし、「状況変化が生じたため、二野党と弾劾手続きの進行について原点から再度論議する」と宣言した。ただしチョン院内代表は議員総会を終えた後、記者団に対して「弾劾というカードを捨ててはいない」とし、「この問題について野党と引き続き交渉しなければならない。交渉する期間はそれほど長くはかからないと思う」と一歩引いた。

 セヌリ党の親朴系の次の手順は、弾劾局面を改憲をめぐる攻防局面に変えることになるとみられる。朴大統領の談話で非主流を揺さぶり、弾劾の否決または中断を引き出した上で、与野党はもちろん党内でも合意が容易でない改憲局面につなげ時間を稼ぐ戦略とみられる。この日親朴系の関係者らは一斉に「大統領の退陣を現実化するためには、任期を縮める改憲が必要だ」と主張し、「改憲=退陣」という点に釘を刺した。ソ議員は「これまで200人以上の議員らが改憲しようとしたので、早いうちに(改憲)の日程が決まれば大統領はいつでも辞められるだろう」と話した。チョン院内代表もこの日の議員総会で「12月中に改憲特別委員会の設置など改憲ロードマップの作成に取り組む」と明らかにし、「改憲が行われれば、憲法改正の手続きによって大統領の秩序ある早期退陣を行うことができると思う」と述べた。チョン・ウテク議員は「与野党が挙国中立内閣を構成し、せっかくこのようになったので分権型改憲まで推進して安定した大統領選準備まで行くのが望ましい」と話した。

 しかし、党内の一部では、朴大統領のこの日の勝負手がセヌリ党にとって致命的な毒になりかねないという懸念も出ている。党内非主流のある重鎮議員は「世論を恐れて弾劾に向けて走ったセヌリ党が、25日めに口を開いた大統領の談話をじっくり検証もせず、親朴系が集団で軌道修正しようとしている。結局セヌリ党は『親朴党』だということだけが浮き彫りになるだろう」と語った。

ソク・ジンファン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2016-11-29 22:19
http://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/772554.html 訳M.C(1905字)

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