離れ島までロウソクが … 「民心がソウルと島とで違うと思いますか？」
済州環境連帯、ビョルト峰で時局宣言
「朴槿惠退陣・歴史的犯罪は断罪されねば」
黒山島住民、イェリ船着場集会を届出
全国で上京集会・地域別街頭行進
「アイゴ、民心がソウルと島とで違うと思いますか？」
全羅南道新安郡(シナングン)黒山島(フクサンド)の住民Ｏさん(48)は24日、最近の朴槿惠(パク・クネ)-チェ・スンシル国政壟断に対する住民の考えを尋ねると、こう答えた。彼は国土の最西南端、黒山島の住民たちがこの21日に結成した「朴槿惠政権退陣黒山島住民運動本部」の代表を務めている。「日曜日に一緒に食事をしていて誰かが『私たちも一度ロウソク集会をやってみよう』と提案しました。実際、島だから決起大会をするというのはほとんど不可能な条件ですよね。市民団体があるわけでもなし …」
住民たちは 23日木浦(モッポ)警察署に集会届けを出した。集会は26日午後6時、黒山島旅客ターミナル前のイェリ広場で開かれる。彼らは木浦から放送設備を借りてきて、商店の看板を照明に活用する事にした。ロウソクと横断幕も準備した。1100余世帯約2700人が住む“本島圏から200人の参加が予想されている。Ｏさんは「歌を歌って、時局について討論もするつもりです」と言った。
「朴槿惠退陣」のための民衆の決起が主要都市を満たし、島々や山間部にまで広がりつつある。済州島以外の島嶼地域でロウソク集会が開かれるのもこれが初めてだ。
この日“済州の象徴”であるオルムでも、「朴槿惠下野」を要求する声が響きわたった。済州参与環境連帯は午後2時、済州市ビョルト峰で時局宣言を行なって朴槿惠政権の即時退陣を要求した。ビョルト峰で会った済州参与環境連帯のイ・ジョンフン共同代表は 「ロウソクが消えることを願うのはこの国の混沌と国民の不幸を放置する歴史的犯罪であり、断罪されねばならない」と話した。
全国の都市でロウソク集会が野火のように広がっている。一部の市民は26日上京してソウル光化門で、そうできない市民は地域ごとにロウソクを手に「朴槿惠退陣」を要求する街頭行進に出る。全羅南道和順郡(ファスングン)綾州面蠶亭里の住民 20人余りは 26日午後6時、ヘッサル韓屋村の入り口でロウソクを持つ。雰囲気が盛り上がれば「下野マッコリ」を酌み交わしながら参加者全員が自由発言をする事にした。村の入り口には12日「国政壟断、民生破綻、朴槿惠は下野せよ」と書いた横断幕を掲げた。住民のパク・ヘヨンさん(57)は「農業者ペク・ナムギ氏の葬儀を見て、農村も退陣に力を添えなければと思った。退陣するまでずっとロウソクを灯すために、普通のロウソクだけでなくLEDロウソク20本余りを別に用意した」と話した。
光州(クァンジュ)市民は朴槿惠大統領の退陣を要求するために、今週末のロウソク集会後、ロウソクを手に街頭行進を行なう。朴槿惠退陣光州市民運動本部は、26日午後5時から光州市東区(トング)錦南路(クムナムノ)の5・18民主広場で「下野ハラク(楽)」（「ハラ(せよ)」という命令形と楽(ラク)とをつなげたもの）というタイトルの事前文化公演を皮切りにロウソク集会を開いた後、午後7時30分からロウソク行進に出る。
26日、慶尚南道昌原(チャンウォン)広場でもロウソクは燃える。朴槿惠退陣慶南運動本部は、26日午後5時昌原市義昌区の昌原広場で「第5回慶南時局大会」を開く。市民たちはこの日時局大会を終えた後、三手に分かれて街頭行進もする。慶尚南道河東(ハドン)、晋州(チンジュ)、金海(キムヘ)、泗川(サチョン)など 12カ所でもロウソク集会が開かれる。朴槿惠政権退陣忠南地域非常国民行動は、忠清南道からは26日に2万人以上が上京し集会に参加する予定だと明らかにした。忠南地域では上京闘争とは別に 舒川(ソチョン)、瑞山(ソサン)、大田(テジョン)で「同時多発」集会を開く。
学生たちの同盟休校も広がる勢いを見せている。光州教育大、全州(チョンジュ)教育大、春川(チュンチョン)教育大、済州教育大など全国教育大学学生連合所属の10あまりの教育大学の学生たちが 25日、朴槿惠大統領退陣を要求する同盟休校に入り、26日にはソウルで開かれるロウソク集会に積極的に参加する事にした。 ソウルでは淑明(スンミョン)女子大(25日)、ソウル大(30日)なども同盟休校に入る予定だ。全州教育大のファン・セヨン総学生会長は「子供達に正しい歴史と民主主義を教えるために絶えず行動し声を出していく」と言った。
韓国語原文入力: 2016-11-24 22:07
