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被疑者チェ・スンシル「死をもって償うほどの罪を犯しました」

登録:2016-11-01 00:15 修正:2016-11-03 06:02
ミル財団の基金横領し大統領府文書の流出などの疑い 
検察「緊急逮捕も排除しない」 
アン・ジョンボム、チョン・ホソン出国禁止…近く召喚する見込み
史上初の「国政介入」疑惑の核心当事者であるチェ・スンシル氏が10月31日午後、ソウル瑞草洞にあるソウル中央地検に出頭し、検察職員に抱えられながら取調室に向かっている=パク・ジョンシク記者//ハンギョレ新聞社

  31日午後3時、憲政史上初の「国政壟断」事態の核心人物であるチェ・スンシル氏(60・チェ・ソウォンに改名)が、ソウル瑞草洞のソウル中央地検に被疑者として出頭した。前日英国から突然帰国したチェ氏が、ミル・Kスポーツ財団に関わった疑惑が持ち上がってから、40日目のことだ。彼女は取調室に向かいながら、「国民の皆様、死をもって償うほどの罪を犯しました。許してください」と話した。全国民の耳目が集中している中、検察の本格的な調査が始まった。

 検察はチェ氏に対し、ミル財団などの資金を横領と公務上機密漏洩の疑いで、逮捕状を請求する方針だ。検察は同日、チェ氏を相手にミル・Kスポーツ財団の違法設立および基金流用の疑惑と、Kスポーツ財団の資金を国外に流出した疑惑を集中的に調査した。チェ氏は、朴槿恵(パク・クネ)大統領の「陰の実力者」であることを利用し、大手企業に800億ウォン(約73億4千万円)に達する資金をミル財団などに寄付するよう強制し、当該基金を横領して娘のチョン・ユラ氏の乗馬訓練費に流用した疑いなどを受けている。

 検察はまた、チェ容疑者に朴大統領の演説文と海外歴訪日程が書かれた外交部の文書、国務会議資料など、大統領府と政府省庁の内部文書を受け取ったかについても厳しく追及した。検察が確保したタブレットPCには大統領府などと関連した200以上の文書が保存されていたという。同夜、検察関係者は「(チェ氏に対する緊急逮捕の可能性を)排除しない」と話した。

 チェ氏の弁護人であるイ・ギョンジェ弁護士は「チェ氏がタブレットPCは自分のものではないと否定している」と明らかにした。 しかし、同日、チェ氏に先立って検察に再召喚されたダブルKのコ・ヨンテ常務は、調査を終えた後、記者団に「タブレットPCは私のものではない。検察でありのままに供述した」と話した。

 検察は同日、アン・ジョンボム前大統領府政策調整首席秘書官とチョン・ホソン前付属秘書官の出国を禁止した。アン前首席は、チェ氏と共にミル財団などを設立する過程で、大手企業を相手に強制募金を主導した疑いを受けている。チョン前秘書官については、朴大統領の最側近とされる「門番3人組」の一人として、演説文や閣僚会議資料をチェ氏に事前に流出した疑いをかけられている。検察は早ければ今週後半、アン氏とチョン氏を召喚し調査する方針だ。

ソ・ヨンジ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/768154.html 韓国語原文入力:2016-10-31 16:54
訳H.J(1351字)

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