登録 : 2016.08.16 00:24 修正 : 2016.08.16 07:14

環境部傘下の大気環境情報サイト「エアコリア」 
オゾン少ない季節、夜の時間も含め全体のオゾン汚染度を低く見せ 

自動車と産業施設などから排出される窒素酸化物、揮発性有機化合物などは昼に光化学反応を起こし刺激性気体のオゾンになる=キム・ボンギュ先任記者//ハンギョレ新聞社

 今年の春から初夏まで著しかった高濃度の微小粒子状物質により、大気汚染に対する市民の関心が高まるなか、環境部傘下機関の運営する代表的な大気環境情報サイトが国内のオゾン汚染度が外国に比べ低いかのように歪曲した情報を掲載したため問題になりそうだ。オゾンは自動車やさまざまな産業施設から排出される窒素酸化物(NOx)、揮発性有機化合物(VOCs)などが大気中で光化学反応を起こし生成される刺激性気体であり、胸の痛みや呼吸器疾患を引き起こし悪化させる大気汚染物質だ。

 15日、大気汚染予報の内容とリアルタイムの大気汚染度を確認したい人たちが多く利用する韓国環境公団のウェブサイト「エアコリア」の「国外の主要都市比較」表によると、2013年はソウルのオゾン汚染度が0.022ppmであり、米国のニューヨーク(0.045ppm)とロサンゼルス(0.044ppm)の半分に過ぎないと示されている。その前の4年間の汚染度の数値も、すべてソウルの汚染度がニューヨークとロサンゼルスの半分のレベルであり、東京よりも低いものと示されている。表の下にある脚注は「米国のロサンゼルスとニューヨークのオゾン数値は午前9時と20時の間の測定最高値」であり、「日本はオゾンを5時から20時のみ測定」と説明している。一方、韓国はどのような基準で測定したのかについての説明は示されていない。韓国も米国や日本と同じ基準だろうと考え、韓国のオゾン汚染度が先進国の半分のレベルなので良好だと考えるならばそれは誤解だ。表に示される韓国の測定値は1年12カ月24時間測定した「年平均数値」だからだ。

 成層圏で紫外線を防ぐ有益なオゾンとは異なり、人体に有害な地表オゾンは紫外線を受けて大気中で化学反応を起こして作られるため、夜には大幅に濃度が落ちる。米国や日本などで夜にはオゾン濃度を測定しないのはそのためだ。また、気温の下がる晩秋から冬の間はオゾンがほとんど発生しない。

 このようにオゾンが発生しない時間帯と季節に測定した数値まですべて含め平均を下げた数値を、オゾンが発生する時間帯だけ測定した外国の最高値と比較し提示することは、国内のオゾン汚染の現況を歪曲していると指摘される。環境部国立環境科学院が毎年作成する「大気環境年譜」でも他国とのオゾン濃度比較を同じ方法で行っている。

キム・ジョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2016-08-15 22:11

http://www.hani.co.kr/arti/society/environment/756779.html 訳M.C

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