北朝鮮労働党中央委員会の崔竜海(チェリョンヘ)副委員長がリオ五輪参観後、帰国の途にキューバを訪問したことが分かった。 一部メディアは「北朝鮮の五輪での成績不振とスポーツ外交の成果のなさ」により、崔氏がブラジルのリオデジャネイロから予定より早く出国したと報道している。
キューバ国営のキューバ通信(ACN)によると、崔氏は12日(現地時間)午前、国家評議会のサルバドール・バルデス・メサ副議長と歓談したと報道した。ここでは両国の「兄弟国家としての友情」や「政府と党、人民たちの間の協力」について話し合ったとキューバ通信は伝えた。また、崔氏は金正恩(キムジョンウン)委員長が送ったフィデル・カストロ前国家評議会議長の90歳の誕生日プレゼントも贈った。
五輪参観のため4日にリオデジャネイロに到着した崔氏は、11日午前1時30分の航空便でブラジルを発った。 一部メディアは崔氏が11日まで滞在する予定だったが、突然出国時期を1日繰り上げたとし、北朝鮮のスポーツ外交がほぼ成果を得られず、五輪の成績も振るわなかったためだという見方を示した。政府の一部では「問責早期帰国」という指摘も相次いだ。
キム・ジンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
韓国語原文入力:2016-08-14 21:55