登録 : 2016.05.25 23:31 修正 : 2016.05.26 07:21

「来年1月1日からは韓国の市民」 
「その時に何をすべきか決める」

潘基文・国連事務総長が25日、専用機で済州空港に到着し、迎えに出た人たちに手を振っている。昨年5月から1年ぶりに入国した潘氏は5泊6日の日程で韓国を訪れた。後ろは夫人のユ・スンテク氏=済州/共同取材団//ハンギョレ新聞社
 与党で「待望論」が後を絶たない潘基文(パンギムン)国連事務総長が25日、「10年間、国連事務総長をしたので、期待があるということは念頭に置く」としたうえで、「来年1月1日に(任期を終えて)帰れば韓国の市民になる。韓国市民として何をすべきかは、その時によく考えてから決める」と述べた。これまで「国連事務総長として有終の美を飾るよう見守っていただきたい」と明言を避けてきた姿勢に比べ、かなり踏み込んだものであり、来年12月の大統領選挙に出馬する可能性を強く示唆したものと見られる。

 済州(ジェジュ)フォーラムに出席するため、同日訪韓した潘氏は、済州・西帰浦(ソグィポ)市のホテルで開かれた中堅ジャーナリストからなる寛勲クラブとの懇談会で、大統領選挙出馬についての質問に、こう答えた。潘事務総長は今年末に10年間の任期を終える。

 潘氏は「金泳三(キムヨンサム)大統領は、中学の時から大統領を夢見たというが、私はそう考えたことはない」とした上で、「ところが国連事務総長になってから、そのような話(大統領選挙への出馬)を聞くようになった。人生を無駄にせず、努力してきたことを評価していただき誇りを感じており、ありがたく思っている」と述べた。潘氏は「しかし、これ(国連事務総長)を辞めてから何をすべきかは、まだ考えていないし、家族の中でも意見が分かれているので、今ここでは何も申し上げられない状況」としながらも、総長としての成果と自分のビジョンを示し、大統領選挙への(兆戦)意志を示唆した。

 それと同時に、潘氏は大韓民国の最大の課題として「統合」を強調した。「南北分断も問題だが、(韓国)内部で分裂した姿を見ていて恥ずかしい思いをしたことが多い」とし、「政治指導者が国家統合のために一層努力すべきだ」と述べた。潘氏は「非常に狭いコミュニティ・インタレスト(共同体の利害)やパーティー・インタレスト(政党の利害)に基づいて行動するのは、政治ではなく政争だ。控えていただきたい」と述べ、「誰か大統合を宣言し、すべてを捨て、率先する指導者が必要だと思う」と強調した。

 来年73歳になる潘氏は「総長退任以降の活動に年齢や体力的な問題はないか」と尋ねられ、「私は過去10年間のマラソンを、100メートル走のように駆け抜けてきた。 病気で休んだことも、風邪をひいて休んだこともなく、小学校時代から病気一つしたことがない」と答え、「補薬を飲んでいるわけでもない。韓国のような先進社会で体力のようなものは、あまり問題にならない」と強い自信をのぞかせた。

 潘氏は、北朝鮮に対する人道的支援と南北対話を通じた緊張の緩和、韓国の対外援助の増大なども強調した。任期中の訪朝を引き続き推進する意向も示した。

西帰浦/ファン・ジュンボム記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2016-05-25 21:25

http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/745489.html訳H.J

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