登録 : 2016.04.27 23:14 修正 : 2016.04.28 06:38

軍事専門家がロケット残骸物を分析 

北朝鮮が2月に発射した長距離ミサイルの残骸=国防部提供//ハンギョレ新聞社

2012年のミサイルとすべての諸元が完全一致」 
燃料タンク塗装をとると「3」の数字が現れ 
ロケット技術は3年間で大きな進展ない証拠

 北朝鮮が2月7日に発射した長距離ロケットは、2012年12月に発射した「銀河3号」と事実上同じロケットであることが確認された。

 長距離ロケットの残骸物分析の内容に精通している軍事専門家は、27日に記者たちと会い、「今回発射された長距離ミサイルと2012年に発射された長距離ミサイルは回収された1段エンジンのノズルと中間段の直径・長さ、加速モーターなど確認可能なすべての諸元が同一であると調査された」として「二つのミサイルはほとんど同じ種類と見える」と話した。 また「回収された燃料タンクの塗装をはがしたところ『3』の数字が現れた。 これは当初ロケットの胴体に『銀河3号』と書かれたものをペイントで消した可能性が高いことを示す」と話した。 ただし「2012年の残骸物からは発見されなかった腐食防止用のふっ素成分が酸化剤に添加されている事実が今回確認された」と付け加えた。

 北朝鮮は今年2月のロケット発射を控え、発射台を高さ50メートルから67メートルに高め、より大規模なロケットの発射が予想された。 北朝鮮も今回のロケットを銀河3号ではなく「光明星」と呼び、別の種類のロケットという印象を与えた。 しかし、実際に2月に発射されたロケットの軌跡は2012年の銀河3号と類似していて、同じロケットである可能性が高いという指摘はあった。 だが、二つのロケットが事実上同じロケットであることが確認されたのは今回が初めてだ。

 これは北朝鮮のロケット技術に過去3年間に大きな進展がなかったことを裏付けるものと見られる。 この軍事専門家は「新しい技術はなかったが、2回連続の発射成功で既存技術の信頼性は向上したと解釈できる」と話した。

 韓国軍当局は今回初めて北朝鮮のロケットのフェアリング(衛星保護カバー)を回収し分析した。 この軍事専門家は「フェアリングからは衛星保護に必要な衝突防止装置や音響減少装置が全く確認されなかった」として「このような点が北朝鮮の主張する衛星発射ではなく弾道ミサイル開発のための発射だと見る根拠」と話した。 北朝鮮が衛星をあえて保護する意向はないことの裏付けになるという指摘だ。 彼は「フェアリング分離の際の爆発でフェアリングの内部が黒く焦げたが、この程度の煤煙ならフェアリング内にあった衛星の太陽電池パネルにも煤煙が付着し機能に異常が生じうる」として「実際、2月7日に軌道に進入した北朝鮮の衛星は、2月10日以後の送出信号が探知されていないが、太陽電池の故障で電源供給に問題が生じたのかもしれない」と話した。

 北朝鮮は2月のロケット発射時、段分離以後に1段推進体を爆破した。当時、推進体の残骸は270余りの破片になって西海と南海に落ち、韓国海軍は3回の捜索作業を通じてフェアリング、燃料タンク、エンジンノズル、ターボポンプなどを回収した。

パク・ビョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-04-27 22:12
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/741551.html 訳J.S(1418字)

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