本文に移動

オバマ大統領「北朝鮮の核実験中断提案は真剣なものではない」

登録:2016-04-26 00:21 修正:2016-04-26 06:36
メルケル首相との首脳会談後の記者会見で 
「ミサイル試験を継続する限り受け入れず」
北朝鮮が23日、東海で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)試験発射に成功したとして発射場面を公開した。昨年の5、11、12月に続く4回目のSLBM発射で、国防部は24日「一部に技術的進展があると評価される」と明らかにした。韓国政府は米国と共に国際社会の対応措置を協議することにした=朝鮮中央通信・連合ニュース

 米国のバラク・オバマ大統領は24日(現地時間)、韓米連合軍事演習を中断すれば、核実験を中止するという北朝鮮のリ・スヨン外相の提案を「真剣なものとは受け入れない」と明らかにした。

 オバマ大統領はドイツのハノーバーでドイツのメルケル首相との首脳会談後の共同記者会見で、北朝鮮の「潜水艦発射弾道ミサイル」(SLBM)発射(23日)とリ外相の提案に関する質問を受けて「北朝鮮が(弾道ミサイル発射など)このような種類の試験活動を継続する限り、単純に(核実験を)中止するという約束を真剣なもととは受け入れない」と明らかにした。

 オバマ大統領は「北朝鮮のこのような試験は概して失敗したが、彼らはこのような試験をするたびに知識を得ている」として「私たちはこの点を非常に深刻に考えている」と強調した。さらに「北朝鮮が朝鮮半島の非核化に真剣さを見せるならば、米国も緊張緩和や(連合軍事訓練など)領域内の同盟を保護するアプローチと関連して真剣な対話に臨む準備ができている」として「しかし、一連の挑発的行動の後にマスコミ発表をする方式では(真の対話を)することはできない。 北朝鮮はそれ以上の措置をしなければならない」と指摘した。 そのうえで「北朝鮮がそうする時まで、私たちは米国人と同盟国の安全を維持・保障するために韓国および日本との共同作業、ミサイル防衛システムを強調し続けるだろう」と明らかにした。

国連「北朝鮮のSLBMは安保理決議違反」

 北朝鮮のSLBM発射に対応して国連安全保障理事会はこの日の「報道機関向け声明」を通じ、「北朝鮮のSLBM発射は失敗したとはいえ安保理決議違反」と糾弾した。 安保理は「北朝鮮は安保理決議に違反する追加的な行動を自制し、決議にともなう義務を忠実に履行しなければならない」と注文した。 外交部高位関係者は25日、記者懇談会で「安保理決議2270号が(民生用石炭禁輸排除などの)例外条項を残しておいたが、これが悪用されていると見られる」として「(5回目の核実験など)北朝鮮の追加の戦略的な挑発があれば、塞げる穴はみな塞ぐ方向で関連国と協議する」と話した。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員、イ・ジェフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/741198.html 韓国語原文入力:2016-04-25 21:37
訳J.S(1079字)

関連記事