登録 : 2016.04.24 23:18 修正 : 2016.04.25 06:27

北朝鮮、党大会控え「ミサイル示威」 
飛行失敗から4カ月でやり直し 
「すべての技術指標で十分満足」

金正恩第1書記が23日、東海上での潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射後「大成功」を収めたとして党と軍の関係者に囲まれている。北朝鮮は24日付の労働新聞1~2面にSLBM発射関連写真26枚をカラー写真で掲載した=朝鮮中央通信・連合ニュース

合同参謀「飛行距離30キロメートル」低評価
韓米、失敗と公式規定はせず
「安保理決議違反」国際共助に乗り出す

 北朝鮮が23日午後6時30分頃、咸鏡南道新浦(シンポ)の北東方向の東海(日本海)海上で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)1発を発射した。 合同参謀本部は「飛行距離は30キロメートルで、SLBMの最短射程距離300キロメートルに遠く及ばない水準」とし、米軍戦略司令部は「北米に脅威を与えなかった」と低い評価をした。 反面、北朝鮮は金正恩(キムジョンウン)労働党第1書記の現地指導で「大成功」を収めたと24日主張した。 韓米両政府は「国連安全保障理事会決議違反」とし、国際社会の対応協議に乗り出した。 5月7日頃に開かれると予想される北朝鮮の第7回労働党大会を控え、朝鮮半島の軍事的緊張が急速に高まる様相だ。 北朝鮮が党大会頃に5回目の核実験を強行するだろうという展望も依然続いている。

北朝鮮が23日、東海で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)試験発射に成功したとし発射場面を公開した。昨年の5、11、12月に続く4回目のSLBM発射で、国防部は24日「一部に技術的進展があると評価される」と明らかにした。韓国政府は米国と共に国際社会の対応措置を協議することにした=朝鮮中央通信連合ニュース

■急速に向上する北朝鮮のSLBM能力

 韓米の軍当局は、北朝鮮の今回の「潜水艦発射弾道ミサイル」発射結果を低く評価しながらも、公式に「失敗」と規定はしなかった。 「昨年12月25日のSLBM初期飛行試験の失敗後、問題点を補完し4カ月ぶりに初期飛行試験をやり直した」という合同参謀の性格規定と関係あるように見える。 北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、今回の発射は「最大発射深度での弾道弾コールドローンチ(水中発射後に水面上で点火し飛行させる方式)システムの安定性と新たに開発した高出力固体エンジンを利用し(中略)設定された高度で弾頭の核起曝装置の動作の正確性を確証することに目的」があったとし「すべての技術的指標が要求条件を十分に満足した」と報じた。 北朝鮮側が意図した発射目的は充足されたという主張だ。 北朝鮮のSLBM発射は、昨年の5、11、12月に続き今回が4回目だ。 昨年5月の最初の射出試験で150メートルの飛行だったことに比べれば注目に値する技術的進展と考えられる。 もちろん、未だSLBMと潜水艦の性能が実戦投入水準には至っていないという評価が支配的だ。

■北朝鮮が何度も発射するのはなぜか?

 北朝鮮は国連安保理決議2270号採択後だけでもノドン(3月18日)、ムスダン(4月15日)、SLBM(4月23日)のように中距離(弾道)ミサイルを相次いで発射させている。 3つの側面から探ることが可能だ。 最初に、「核攻撃手段を絶えず強化」せよとの金正恩第1書記の指示にともなう軍事技術的性能改善用の試験発射と見ることができる。 第二に、「南朝鮮傀儡と米帝の後頭部にいつでも決心さえすれば敵を殲滅するあいくちを刺せるようになった」(金正恩第1書記)という、党大会のムード高調用国内宣伝効果を狙った「軍事強国」主張の根拠になっている。 第三に、国際社会の高強度制裁圧迫には「屈服しない」という対外用「武力示威」の性格もある。

■ 5回目の核実験を強行するか?

 韓国政府は「金正恩の指示さえあれば、いつでも核実験をすることがありうる状況」と判断している。 ただし「核実験切迫の兆候」と言える豊渓里(プンゲリ)核実験場の装備・人材撤収の動きは「まだ捉えられていない」というのが政府関係者の弁だ。 国内外の専門家たちの間では「核実験の可能性は高くない」という分析や展望も少なくない。 今年1~2月の4回目の核実験とロケット発射以後、3カ月ぶりに追加核実験を実施して得られる対内外政治的効果は大きくなく、4回目と軍事技術的に差別化された核実験をするには時間が迫っている点などが判断の根拠に挙げられている。

■韓米対応協議

 米国務省は「弾道ミサイル技術を利用した発射行為は、多くの国連安全保障理事会決議に対する明白な違反」とし、韓国政府は24日、「外交部報道官論評」で「主要国と緊密に協力し安保理などで必要な措置を取る一方、対北朝鮮制裁・圧迫努力を一層強化していく」と明らかにした。 国連安保理が北朝鮮のムスダン発射直後に「報道機関向け声明」を発表したことに照らして、報道機関向け声明またはそれより格が高い「安保理議長声明」が出される可能性がある。

イ・ジェフン記者、ワシントン/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-04-24 19:39
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/741040.html 訳J.S(2072字)

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