中国浙江省寧波の北朝鮮レストラン「柳京(リュギョン)」従業員13人が“集団脱北”で韓国にきた事件に関連し、22日、北朝鮮の朝鮮赤十字会が、13人に会うことを希望する北朝鮮の家族をソウルに送ると明らかにしたのに対し、政府は受け入れられないと拒否した。
北朝鮮のリ・チュンボク中央委員会委員長は同日、キム・ソンジュ大韓赤十字社総裁宛に送った通知文で、南側が13人を誘引、拉致、抑留していると主張した後、「家族の切実な要請により家族を板門店(パンムンジョム)を通してソウルに送ることにしたと再三にわたり厳重に通知している」と明らかにした。これは21日に北側に戻った残りの柳京従業員7人が、米CNN放送とのインタビューで「レストラン支配人と南朝鮮の事業家が、南朝鮮政府の指示の下に私たちの同僚を騙して南朝鮮行を企画・実行した」と主張した直後、朝鮮赤十字会中央委員会代弁人声明を通じて「ただちに私たちの成員(韓国に行った13人)を公開記者会見に出し、公正な世論の判決を受けなければならない」、「私たちは家族の切実な要求により、子供たちと直接会えるようにするため、板門店または必要ならソウルまで行かせる」と明らかにしたことによる後続措置だ。
しかし、統一部は同日午後、政府の立場として「北朝鮮の海外レストラン従業員の集団亡命は全面的に本人の自由意思によるもの」とし、「北側の中央委委員長名義の通知による家族の対面要求は受け入れられない」と明らかにした。
韓国語原文入力:2016-04-22 21:40