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韓国の国会議員がフィーチャーフォンを使う理由

登録:2016-03-01 21:49 修正:2016-03-02 06:32
アン・ミンソク議員 「傍受されない...」
共に民主党のアン・ミンソク議員が1日、国会で続くテロ防止法阻止のためのフィリバスター討論者として「2Gフォンを別に持ち歩くのは傍聴されないから」と話している=国会放送からキャプチャー//ハンギョレ新聞社

「テロ防止法通過したら、一般国民もフィーチャーフォンを使わなければならないかも」

 「スマートフォンだけ持ち歩く国会議員はほとんどいません」

 その理由を「共に民主党」のアン・ミンソク議員が説明した。アン議員は1日、国会で引き続き行われたテロ防止法を阻止するためのフィリバスターの討論者として演壇にたち、「国会議員のほとんどは、スマートフォン以外にも、フィーチャーフォンを所持している」とした上で、「フィーチャーフォンは傍受できないからだ」と述べた。

 アン議員は「初当選した時、先輩議員たちが心配しながら『傍受されているから、フィーチャーフォンも1台持っていた方がいい』と言ってくれた。当時は『開かれたウリ党』つまり、与党時代だったのに、そんな心配をしなければならなかった」とつけ加えた。

 アン議員はまた、「国家情報院の職員たちはフィーチャーフォンだけ使う。大韓民国の情報を掌握している国家情報院の職員がフィーチャーフォンを使用しているという事実は、何を物語っているのだろうか」と問いかけた。さらに「テロ防止法が原案通り可決されれば、傍受の可能性は現実のものとなり、国民はスマートフォンとフィーチャーフォンを同時に持ち歩かなければならないかもしれない」と懸念を示した。

パク・ヒョンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-03-01 17:51

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/732782.html 訳H.J

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