「天安(チョナン)艦座礁説」を主張して、政府と軍が天安艦の沈没原因を操作したという疑惑を提起したシン・サンチョル・サプライズ代表(元天安艦事件民軍合同調査団調査委員)が1審で執行猶予を宣告された。
ソウル中央地裁刑事36部(裁判長イ・フングォン)は25日、情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律違反(名誉毀損)の容疑で起訴されたシン代表に、懲役8カ月執行猶予2年を宣告した。 裁判所は天安艦事故が北朝鮮の魚雷攻撃による水中爆発により発生したという合同調査団の発表を受け入れた。 裁判所は「当時生存した乗務補助員の陳述と引き揚げられた魚雷推進体が北朝鮮が製造した設計図面と一致する事実などを見れば、北朝鮮の魚雷による水中爆発で衝撃波とバブル効果が起き、これによって天安艦が切断されて沈没したと見られる」と明らかにした。
裁判所は合同調査団の発表を受け入れながらも、これに対する疑惑を提起したシン代表の文34件中の32件は名誉毀損に該当しないと見た。 ただし裁判所は、政府と海軍当局が天安艦の沈没原因を操作するために意図的に行方不明者の捜索を遅らせたという文と国防部長官が証拠を隠蔽し操作したという文の2件は誹謗目的が認められ、虚偽である事実を指摘して名誉を傷つけたと判断した。