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‘天安(チョナン)艦 味方の機雷により爆破’論文にネチズン "再調査せよ"

原文入力:2012/08/27 16:47(998字)

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 2010年3月の天安(チョナン)艦沈没が北韓魚雷ではなくわが国海軍機雷の水中爆発で発生した可能性が高いという研究論文が国際学術誌に発表されたと<ハンギョレ>(2012年8月27日付1面、6面)が報道するや、あるポータルサイトに記事コメントが4000ヶ以上つくなど論難が大きくなっている。 キム・ソグ韓国地震研究所長とイスラエル地球物理研究所(GII)のイェピム ギタマン博士は最近国際学術誌<純粋・応用地球物理学>に 「天安(チョナン)艦沈没当時、水中爆発があり、爆発による地震規模(2.04)が爆薬TNT136kg分量で1970年代にわが国海軍が設置して放置した機雷の爆薬量と一致する」と明らかにした。 これは天安艦沈没当時、民軍合同調査団(合調団)の‘TNT250kgの北韓魚雷(CHT-02D)が爆発し地震規模1.5’という発表とは異なる内容だ。

 記事が出るや相当数のネチズンは政府の再調査が必要だと主張したが、一方では行き過ぎた陰謀説という反論もあった。

 対話名eo**のネチズンはコメントで「天安艦犠牲者と遺族たちの名誉を守ることは無条件に北韓の仕業だと主張することではなく、真実を明白に明らかにする努力をすること」と明らかにした。 別のネチズンは 「多くの専門家たちが集まって徹底して再調査をして欲しい」と話した。 ツイッターID@don**は 「後日、天安艦に対して新しい事実が明らかになったならば、その時‘何を昔のことを改めて再び持ち出すのか’という人々がいるだろう」と書いた。 反面、ID暴風**は 「天安艦が北韓の魚雷で爆沈したというのは国際専門家たちが数ヶ月かけて調査して発表した内容なのに、過度な陰謀説を提起している」と主張した。

 一方、ネチズンらは天安艦沈没の原因が北韓魚雷ではない可能性が高いという論文に対して活発な論議を行ったが、ほとんどが根拠ある主張と反論ではなく現政府を批判したり思想論争を提示するのに終わった。

ユン・ヒョンジュン記者 hjyoon@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/548876.html 訳J.S