日本軍慰安婦被害者を名誉毀損した容疑で裁判にかけられた「帝国の慰安婦」の著者、朴裕河(パクユハ)世宗大学教授が、一般国民が陪審員として審理に参加する国民参加裁判(裁判員裁判)を申請した。
朴教授は自身のフェースブックに「どうせこの裁判は世論裁判という点で、国民参加裁判を申請した」とし「文字通り国民裁判になるように『帝国の慰安婦』のファイルを無料で配布することにした」と明らかにした。続いて「この本が広く読まれること自体が、意味のあることかもしれないと思うようになったが、そうさせたのは、私を処罰しようとした起訴と仮処分、民事裁判の判決だった」とし「悪い結果によって、意味があるかもしれないことができるようになった。もう一つの皮肉だ」と書いた。朴教授の初公判は20日に開かれる予定であり、裁判所は検察側の意見を聞いてから、国民参加裁判にするかどうかを決めることになる。
これに先立ち、ソウル東部地裁民事14部(裁判長パク・チャンニョル)は13日、民事訴訟で「歴史上の人物が生存している場合は、彼らの人格権の保護が学問の自由の保護よりも相対的に重視されることがある」とし、朴教授に訴訟を起こした9人の慰安婦被害ハルモニ(お婆さん)にそれぞれ1000万ウォン(約98万円)を賠償するように命じた。
韓国語原文入力:2016-01-19 19:43